2007-02-28

M-net 2007-02-28

5年ぶりの再会

 私は奨学金を出している。お金をもらった時は皆喜び、私も感謝をされる。しかしその後となると、なかなか連絡はないし、どうなったかも分らない人が多い。

 アフリカのジンバブエ出身のkingdom君(長身でなかなかハンサムな男)は、クリスマスカードを送ってくれたり連絡をくれる。彼は南アフリカのケープタウン大学の大学院を卒業し、今は南アフリカのヨハネスブルクにある携帯電話の会社で働いている。今南半球は夏であり、夏休みを利用して日本に旅行に来た。ケープタウンから日本へは飛行機で19時間(途中ドバイで乗換え)、費用が約12万円との事である。

彼と5年ぶりに再会した。「友遠方より来たる」である。相変わらず目は輝き、聡明な顔をしている。心のこもったアフリカの土産を持参してくれた。私は5年前「アフリカに一度行く」と約束をしたが、なかなか多忙で実現できないでいる。彼は2日間の間に6回、「いつアフリカに来るか?」と質問攻めである。そして何かビジネスをしたいとの事で、木材、石、資源などの質問がどんどん来る。

 私の自宅で一緒に夕食をとりながら色々な話が尽きない。翌朝レストランでコーヒーを飲んでお金を支払って帰る時、彼は請求書をパッと取り、「私が支払います」と言った。当然私が支払うと言うと彼は、「今、私は学生ではなく給与を取っているので、私に支払わせて下さい」と言って無理やり支払ってくれた。

 彼の成長と心遣い…。5年前、少しばかりの奨学金を出して良かったと実感した2日間であった。


プロ職人

 2月25日に当社の屋根工事部門の職人さん達150名位が集まって、チョット遅い新年会を熱海温泉で開いた。会議が終わり、夕食と宴会になった。顔見知りの職人さんも少しいるが、大多数の職人さん達はあまりよく知らない。

 一人の職人さんが私の席に来て、「社長、私は今日まで22年間職人をやっているが、常に新しい事を学び、それを自分のモノとするように努力しています。これで良いと思ったら人間として、プロ職人として終わりです」と言った自分の生き方、仕事に対する姿勢を語ってくれた。

 又別の職人さんが来て、「多くの職人はお金の事を考え、金中心だ。それが悪いとは思わないが、私は技術にこだわって誰にも負けない仕事をしている。」と語ってくれた。

 二人の職人さんと話をし、仕事にプライドを持ち、自信を持って仕事をしているのを感じた。また、このような職人さん達(職人軍団)がいてくれて、私達の「日本一の屋根、外壁工事」の南富士が存在すると実感した。

 やっている事や仕事に「プライド」と「誇り」と「自信」を持ち、今までの知識や経験にこだわる事なく、新しいものを受け入れ日々成長する人間、プロフェッショナルでありたい。

 あなたは「プロ経営者」「プロ管理者」「プロ監督」「プロ社員」と言えますか?