2007-02-18

M-net 2007-02-18

開拓者

 何か新しい事をやる時、開拓者精神がなければ目的を達成する事が難しい。

 まず、夢。どうしたいのか?どうなりたいのか?長期的に、そして短期的に。

 次が、志と言おうか、自分の心に秘めた内なるエネルギーがなければ長続きしない。花火のようにパッと燃えてパッと散るようではダメである。継続が力である。

 そして3つ目が、反対する人や周囲の人を巻き込んでしまう情熱やパワーである。体力だけを想定しがちであるが、頭脳パワーは最も求められるものである。

 4つ目は数字である。数字で示す事によって、自分の目標もはっきりし、多くの人も分りやすい。つまり5W1Hである。いつまでに、誰が、どこで、何を、いくらで、どうするか?である。

 5つ目が良い仲間づくりである。一人では何をやっても限界がある。良い仲間とは上司、部下、周りの人、外部の協力者などである。

 最後が、思う事や考える事でなく、挑戦し結果を出す事である。失敗を恐れないで挑戦して欲しいと何度も言うが、失敗をした事がない人やいつも頭で考えて仕事をする人は、どうしても自分で枠を作り、その中でしか挑戦や行動をしない傾向がある。一度自分の枠を取り壊したり、枠を乗り越えてみると一回りも二回りも大きく成長する。

 今中国や日本で様々な新しいプロジェクトに若い人や学生達が挑戦している。途中では様々な問題発生や失敗もあるが、大きな夢(目標)に向かって日夜努力してくれている。仕事や生き方の中で、開拓者のような精神を持って挑戦できたら毎日も充実し、楽しくもなると思う。


チャンス

 「チャンスのある人生は良い人生だ」「チャンスのある企業は良い企業だ」とよく私は思い、そして話す。難しい問題や大きな課題に立ち向う時、従来と同じ方法で頑張るのも一つの方法である。しかし、むしろ頑張らないで、今までのやり方を変えるチャンスだと考えて、頑張らない事によって新しい革新を生む可能性が高くなると思う。発想の転換も一つのチャンスである。
 頑張る事が悪い事ではないが、一所懸命やると、どうしてもどうしても頑張ることで自己満足してしまう事が多い。チャンスに気づき、チャンスを活かして欲しい。


行動

 今年は2月18日(今日)が旧正月で、中国を中心とするアジアでは皆が長期休暇を取り、全部がストップする。しかし急用ができ、今朝の飛行機で中国の広東省広州市へ行き、夕方所用を済ませ、明日(2月19日)の朝8時の飛行機でトンボ帰りである。朝家を出(6:00)、翌日事務所に戻る(16:00)まで合計32時間である。話し合いそのものは2時間で終了した。効率からみたらすごい無駄である。
 しかし話し合いは、私がわざわざその為に中国に来た事で相手は納得してくれ、難しい問題も解決する事が出来た。電話やFAX、メールではなく、必要な時にはトップの無駄(?)な行動もまた重要である事を改めて知った。現地中国人社員Bさんも家族団らんを中止し、私の為に広州市内に戻ってくれて同行してくれた。素晴らしい社員を持っている事に誇りと感謝を表したい。