2006-08-28

M-net 2006-08-28

リーダーの成長

 半年前は一人奮闘(空回り)していたN君が、大きく成長した。
 「副社長」と言うポジション、海外と言う環境の中で、自分の役割を来る日も来る日も考え行動した結果、利益も出始めた。改革が目に見えてきた。
 一人で出来ることには限界がある。可能性ある数人をリーダーに選び、教育し、任せてみる。君ならどうやると言って仕事に参画させた。部下が動き出すと、その分、上司のN君には時間が出来、全体が見えてくる。トップとして何をすべきか考えて、今回もいくつかの提案を持ってきた。ポイントをつかんでいる。
 一見厳しい「環境」に放り出された時にこそ、自分を成長させるチャンスがあるのだと思う。その前にどんな「環境」にも飛び込む挑戦的な勇気が必要だ。頑張れ、N君。


素晴らしい運転手(ドライバー)さん

 当社の総合外装事業部の屋根・外壁工事では、次の3つの部門の人達の協力によって成り立っている。
 ①社員
 ②荷物を現場に運ぶ運転手さん
 ③現場で直接施工工事をする職人さん達

 8月上旬、従来静岡県の藤枝市にあった静岡営業所を浜松市に移転し、名称も当社浜松営業所とした。所長以下社員3名でスタートした。営業所のオープン式が先日行われ、私も参加した。事務所について早速倉庫の中を見てみてビックリ。「すごく綺麗で整理整頓されている」私はその場で社員に「運転手さんは誰ですか?」と質問すると、「Sさんです」と言う。Sさんと言えば、以前藤枝で働いていたドライバーさんである…。なぜSさんが、50~60km離れた浜松にいるのか?
 所長や担当者に聞いてみると、「Sさんは藤枝の自宅を処分し、今浜松のアパートに引っ越して、浜松営業所で働いてもらっている」。社員ならいざ知らず、運転手さんが「慣れ親しんだ土地を捨て、家族の反対もあっただろうにそこまでしてくれるのか…」にわかには理解しがたく、信じられない気持ちであった。

 後ほどSさんに理由を聞いてみると、
① 私を必要としてくれている。南富士で自分が必要な人であり、それを実感できた。仕事や生き方に充実感がある。
② 私を信じ、仕事を任せてくれる。目的を達成する為、どう動いたらスムーズに仕事が出来るかを自ら考え、提案でき、実行させて頂ける職場であり、その事にやりがいを感じて仕事が出来る。

 奥様共々会社の方針に積極的に協力して頂き、大変感謝している。Sさんのような運転手さんが居て初めて会社が成り立っている事を改めて実感し、頭の下がる思いである。
一人一人が自覚し、Sさんに負けないように努力して欲しい。また、今日まで藤枝でSさんと共に仕事をしていた社員のO君にもお礼を言いたい。