2006-05-28

M-net 2006-05-28

自分の目で見る(百聞は一見にしかず)

 100回聞く事より、自分の目で一回見る事の方が良い。
 昨年度の成績優秀者8名を、中国(上海、武漢)研修旅行に出した。4泊5日である。常日頃は建築現場と職人と、そして依頼者のハウスメーカー担当者と会って話している毎日である。頑張れば頑張る程、視野は広くなるのではなく、狭くなっていってしまうように見える。
 彼らは行ってみて何を一番感じたか?

① 上海事務所が大きく、綺麗で、眺望も良く(30階建てビルの27階、200㎡)、社員も新しい仕事(コンピューターデザインや積算)に挑戦していて、活き活きと仕事をしている。当社の全事務所の中で最高に環境の良い事務所であり、まるで上海事務所が本社のように見える。
② 武漢で会ったGMCの学生は、目が輝き、自分の意見も持っており、社長が話す以上に素晴らしい学生達で、すごい。自分達も頑張らないと負けてしまう…。

 人によって感じたり気づく事は違うが、要はこれを仕事や生き方にどう活かすかである。
 お金も必要だが、それ以上に「機会(チャンス)がある事」がどんなに大切かを感じてくれた人が多かったようだ。日頃の努力に少しでもお返しできたかと思う。
 チャンスが人を成長させたり変革させるキッカケとなっていく。これからも可能な限り、多くの人にチャンスを与えていきたい。


トップに見るリーダーとは

 静岡県の東部(沼津、三島、富士、伊豆、御殿場)地区の経営者が80人集まって、「21経営研究会」(会長は設立以来、不肖私がやっている)を15年前に設立し、今も続いている。会則なし、政治活動一切なしの純粋な経営の勉強会である。会費月5000円(年間6万円)で、スタート時26名の会員が今80名を超えている。

 この会のメンバーとどうしても話をしたい、と、静岡県の石川知事から申し出があり、先日3時間に渡って会議をした。(基調講演の1時間と、食事を取りながら質疑応答が2時間)最初データで話し、具体的な事例で説明をし、最後は自分の考えている所に結論を持っていく…。隣に座り話を聞いていると、完璧である。質問に関しては、そこまで話さなくても良いと思うほど際どい話もポンポン出てくる。会員は完全に知事ファンになってしまった。「今まで静岡空港反対だったが、よーく分かりました。賛成で協力します。」との発言も。

 又もう一人、参議院議員で、元労働省のキャリアで静岡県副知事もやった坂本さん(女性)が私に会いたいと言って来て下さった。土曜日に議員バッチを外し、一人(女性秘書兼ドライバーも来てくれたので計2人)で来社され話をした。「選挙でなく、知恵を貸してください」との事。ある人の紹介で来たが、能力はあるのに私ごときも活用したいとは…さすが。
知事と坂本さんに共通しているのが、フットワークの良さと行動的、積極的である事。リーダーとはどうあるべきかを学ばせて頂いた。