2006-05-18

M-net 2006-05-18

最初で勝負は決まる

 住宅展示場への来場者でも、企業訪問する場合も、企業訪問される場合でも、或いは就職の面接の場合でも、初対面(つまり初回)で良い悪いが殆ど決まってしまう。
 最初は軽く挨拶だけとか、表面的な話が中心だったり、核心に触れない話では、二回目以降はなくなってしまう。相手から見て二度と会いたくない、魅力のない人間になってしまう。初回に持てる力の100%を出し切らないと、次がなくなってしまう。

 情報もいっぱいあり、競争相手も多く、スピードの時代であるので、まず最初に良い(Yes)か、悪い(No)かの見極めが必要である。言葉だけでなく、資料や情報、データを持参し、もう一度会いたくなるような人物や企業でないといけない。

多くの時間をかければ良いというのでもなく、相手の求めるポイントを予測、想定し、30分(或いは1時間)位で初回を終了し、次のアポイントの日時を決められれば満点である。服装やマナーも勿論大切であるが、一番重要な事は「話の中身」である。事前に準備し、相手に満足(商品、サービス、心など)をして頂く事が全てである。いざ、ここ一番と言う時に日頃が出てしまうので、日頃から勉強し、その時に備えなければならない。
もっともっと初回や初対面に力を入れて、大きなチャンスを自分の手でつかみたい。


一人は大変?

 一人で何かをやるのは、考えている以上に大変である。
 自分では良いと思ってやっても、周囲からは自己中心だとか、独善だとか言われてしまう。成果が出なければボロクソにやられてしまう。どんなに部下が多くても、自分と同じ目線以上で物事を見たり、考えたり、発言する人がいなければ、一人と同じである。

 当社でも実質一人でやっている事業所もあるが、自らをコントロールし、目標に向かって日々努力し継続する事はなかなか難しい。日々問題が起きたり、環境が急に変化したりすると、その対応に追われ、一番大切な事が二の次となってしまう。ではどうしたら良いかと言うと、まず同じ場所(家と会社)に毎日いるとマンネリ化し発想も行動もワンパターン化してしまうので、休日などを利用して日々の生活や環境とは違った場所に行ったり、日頃と違う人と会う事が大切である。

 悪い事だけでなく、一人で良い事もある。自分の時間も持てるし、自分の思う通りにもなる。又、変化でき可能性のある人を社内外に見つけ、育てる事も楽しみな事であると思う。
 人は逆境や孤独の時に、人間としての基礎が出来、将来大きな花が咲くとも言われている。不平や不満を言うことより、今自分に何が出来るか?を考え、出来る事を一つ一つ実行する事である。
 まず全体を見、自分の役割を確認し、優先順位をつけ、大切な事から一歩一歩前に進んで欲しい。