2006-04-08

M-net 2006-04-08

上海デザインセンター

 当社の中国での新しいビジネス(コンピューターデザイン)が4月7日スタートした。
 名称は「上海デザインセンター」である。コンピューターを使った建築外観デザインを中心とした仕事である。新しい仕事にふさわしい、新しい事務所、新しいパソコン、新しいフレッシュな若い人達と、全てが新鮮で清々しい。大型ビルの27階で眺望もすごく良く、上海市内が一望できる。当社の上海事務所も新事業に合わせて移転した。企業支援事業、積算事業、茶研究に続いて4つめの事業である。
 上海デザインセンターは責任者を含めて6名でスタートし、早々に20名体制となる。建築だけでなく、様々なデザインも手掛ける計画であり、将来が楽しみな事業のスタートである。
 日本のK社から依頼をうけ、中国でCG(コンピューターグラフィック)を請け負い、日本で図面を出力する、海を渡ったコンピューターを活用した新しいビジネスであり、今後益々新しいタイプのビジネスが生まれて来そうである。


GMCの学生

 昨年7月から人材育成ビジネスの中心であるGMC(グローバル・マネジメント・カレッジ)が中国武漢で開講し、西安、広州、北京と現在は4地域4塾である。第一期から第四期まで拡充し、応募学生も中国のトップ大学から45,000人の応募があり、選抜され今や45人(実に競争力1000倍)のスーパーエリート達が実務や研修を中国全土で行っている。

 日系企業A社の面接に立ち会ったが、GMCの学生は人格、能力ともに超級で面接なし。A社の企業理念や事業内容、これからの中国での展開方針、GMCの学生に期待するもの…などをOHPを使い説明し、その後はディスカッションだけである。9時から始まり終わったのが14時まで、面談した学生は選抜された2名。面接が終了し、A社の幹部に「いかがでしたか?」と質問した所、「素晴らしい。質問が的を得ており、レベルの高さが実感でき、面接しているこちらが逆プレッシャーを感じてしまった…。今年4月日本で20名の新卒を採用したが比較にならない…。」と言葉がない様子。有能な人材を発見し、育成し、チャンスを与えるGMCが形になって見えるようになってきた。2人は翌日から市場調査と言う実践が始まった。

 もう一人、GMCの学生で昨年12月から日系企業B社の再建を副総経理として行っているZ君に久しぶりに会った。たくましく、風格も出来、どう見ても22歳の学生には見えない。流暢な日本語も話し、Z君の成長に嬉しさを隠しきれない思いである。
 ミーティングを始めるや否や、自分の苦労や大変さを話すかと思いきや、私に「今の社長の動き、GMCの様子を話して下さい。」さすがである。ミーティングが終わり「何か希望や要望はありますか?」とZ君に聞くと、「社員教育をして下さい。中堅幹部や現場の人々に刺激ややる気を起こさせて下さい。」完璧なトップ、リーダーに育っている。

 前例のないGMCをスタートさせ、今日までやって来て本当に良かったと実感をした一日であった。私を信じ、協力してくれる中国人スタッフ、GMCの学生達に心よりお礼を言いたい。