2006-04-18

M-net 2006-04-18

失 敗

 挑戦に失敗はつきものである。
目標を掲げ、計画を立て、やってみて、失敗するのはやむを得ない。勿論、成功するのがベストである。しかし、失敗を恐れて何もしないのが最悪であり、いつも同じ失敗(つまり何も行動しない)を繰り返す。
 同じ失敗でも、法律違反や他人に迷惑をかける失敗は許されない。多くの人に迷惑をかけたり、社会混乱を起してしまう。姉歯事件やライブドア、殺人、麻薬など・・・
 失敗によって本人が何を気づき、どう反省し、どう変化していくか・・・
 また、失敗に多少でもかかわった人々がどう考えるか、上司や司法の判断がどうかなど、1つの失敗にとどまらず、影響は大きい。
1つの失敗に多くの人々が学び、同じ失敗やミスを繰り返す事のないように心より願っている。


Show&Tell

 某大手企業の幹部Mさんと会った。
Mさんは学校卒業後、ドイツに3年、アメリカに6年、そして今中国にいる。
ヨーロッパ、アメリカ、アジアと歩き、価値観もそれぞれがちがい、正解は常に1つでなく、いくつもある事を身体で覚えた・・・と話してくれた。

 日本及び日本人は常に正解が1つでなければ・・・と皆が同じ答えを求めている。
また、日本人はディスカッションが非常にヘタで、全然出来ないと言った方が正しい。
では、なぜそうなのか? という話になり、
欧米では、小さい頃より「Show&Tell」が行われており、小さい時よりディスカッションの基礎が出来上がっている。
「Show」とは、見せる事であり、家から何かを持ってこなければ、また何かがなければ、見せる事が出来ない。「Tell」とは、話す、考えるなど言葉を使った表現方法を小さい頃より身につけている。
この「Show」と「Tell」の2つを身につけている事で、大人になって、ディスカッションが活発に出来る。
私達も仕事や生活の中で、表現やディスカッションがもっとスムーズに出来るように「Show」と「Tell」を学ばなければならない。


かかわりを見つける

 ある勉強会で当社の特徴として、屋根工事、八角形住宅の話をした。
後日、その勉強会に参加したKさんに会った。Kさんは屋根工事にかかわる最新の情報をまず提供してくれた。続いて、住宅の内装の提案、そして、今まで不要だった素材を使った建築の新素材の情報と続く。四番目が、直接当社とは関係ないが、ガソリンは有限で環境にも問題あり、風を利用した車の話。ラストが同じ教育をして同じような人だけ育ってしまい、将来問題はない? と質問が来た。
基礎教育は同一で応用教育はそれぞれのちがったプログラムでやるので心配はない・・・と話した。ベースが同じで多様な人が育つことは、多様化の今最も必要と話し、Kさんも納得した。
 1つの事を聞いて、自分の情報や知識と結びつけられる能力こそ、最高の人材であると実感。