2006-03-28

M-net 2006-03-28

やり方

 中国の内陸部の歴史の街、西安市でGMC(Global Management College)の学生を募集した。第3回(2006年1月)は500名の応募であったが、今回第4回(2006年3月)では5倍の2500名の応募が来た。当社西安事務所の責任者Rさんに、どんな工夫をして多くの人を集めたのか聞いてみると、「3つの事をやりました」との事。

1. 学生募集の宣伝方法をGMCの募集から南富士産業の会社説明を中心とし、その1つがGMCであると、やり方をチェンジした。夢やチャンスのある会社だと説明した。
2. 応募してくる学生に対して電話対応を良くし、感じの良い会社だとイメージアップさせた。
3. インターネットやポスター中心から、man to manで直接アタックした。

 この1~3の全てが、GMCの学生達の提案、アイディア、工夫であると説明してくれた。この話を聞きながら、全ての仕事にこの1、2、3は当てはまるのではないかと思い、自ら問題をとらえ、解決策を考えて実行するGMCの学生達のレベルの高さを改めて認識した。
 ちなみに2500名の応募者の中から、4回の面接で16名がパスした。実に競争率150倍である。


客家(ハッカ)

 北京、武漢、西安と回り、最後のGMCが広東省の広州で行われた。GMCが終わり広州事務所で特別に協力してくれるVさんの実家をお礼と感謝のつもりで訪れた。
 広州から200kmとの事。高速バスで4時間半位。
 両親と会って話をすると、住宅会社の社長なので客家を案内したいとの事。早朝から車で60kmの所にある場所に案内してくれた(広東省韶関市始興県)。Vさんの説明による客家とは、以下の通りである。勿論Vさんの地元に於ける言葉は北京語でなく広東語でもなく客家語である。

客家とは…
客家とは、広東語で「ハッカ」と発音する。文字どおり「客の人」、つまり「よそから来た人たち」を意味する。4世紀から12世紀にかけて戦火を逃れるために、中国北方の黄河流域から、主に福建省西区や広東省東北区などに移住してきた漢民族の一つである。その根拠となっているのは、「族譜」という各家に代々伝わる家系図のようなものである。北京語や広東語と異なる黄河流域「中原」の古代音を残す客家語を話す。よそものとして、山奥に住みついた客家は、先住民との争いが絶えず、そうした外敵から身を守るため、集合住宅を築いた。その外観から見ると、円楼や方楼(囲楼)がある。有名な客家は辛亥革命の孫文、改革開放の鄧小平、台湾の李登輝などがいる。