2006-03-18

M-net 2006-03-18

ラストは人の目

 友人のS君が毎年健康診断をしているが、いつも異常なしで健康である。
 しかし今年に入ってある病気が判明した。生命に関わる病気ではないが、本人はびっくりし、今までの健康診断の資料を見直してもらった。
 専門医は、10年前からの資料やレントゲンを見て、これは10年前からあった病気で、ここ1年で発生したものではないと言う。こんな症状やこんな事はありませんでしたか?と質問されると、そんな事もあった、そうだと頷いてしまったらしい。

 どんなに科学的なデータやコンピューターのレントゲン資料があっても、最後は医者がそれを見て判断する。この最後の大切な時に、医者が大切なものを見落としたり、経験が少なく、1つの状況から先を見通す力がなければ、資料、データは何の役にも立たず、一番大切な病気を見落としてしまう…。

 私は友人からこの話を聞き、どんなにデジタル化やコンピュータ化が進んでも、ラストは人間の目が大切である事を痛感させられた。
 我々経営に於いても、現象や数値、小さな問題発生から、先や問題を予想する「目利き人間」が今求められているが、そう簡単には育たない。改めて「人」であると思った。


アジアの人々

 Z社がアジアに進出し、アジアの人々を工場で使っている。
 ここの社長からそれぞれの国の人の特徴について、面白い話を聞いた。

ベトナム人……勤勉で、仕事を覚える意欲も高いが、
          一度覚えてしまった仕事を変更する事は非常に難しい
ネパール人… 素直で言われた事は一生懸命やるが、
          考えて仕事をする事は難しい
中国人……… 教育レベルも高く、勉強もしている人が多い。しかし、自己中心的で、
          自分にとってのメリットがあるか否かが全てである。
マレー人…… 楽して金を得ようとする人が多く、あまり働きたがらない。
          少し金が貯まると、金のある間は会社に来なくなってしまう
日本人 ………。

さて、アジアの人から見た時、日本人はどんな風に見られているのだろうか?その社長は答えてくれなかったが…。勤勉だが融通がきかず、決断が出来ない?それとも…?