2005-04-08

M-net 2005-04-08

ある新入社員の生き方


  
 4月1日付けの日本経済新聞(静岡版)に上記の記事が載った。
 テレビ、ラジオをはじめ多くの方々から注目を頂いた。これは決して話題性を狙ったものではない。21世紀はアジアの時代の到来と国際化の波が我々の生活や仕事の中に入ってきている。そしてもう一つ年功序列や固定概念ではなく、新しい発想やアイディアが求められ、知識や経験だけでなく、新しいエネルギーが必要とされている。

 「彼をなぜ採用し、抜擢したか?」と言う質問が多い。
 「熱い心」と「カン(感、観、勘)」を持っている人間であると話す。
 「熱い心」とは若さや情熱、エネルギーを持っている。全力でぶつかってくる。そして一人でマレーシアの敵地に落下傘で下りたようなものだ。
 「カン」の「感」とは、その場で感じ、マトをはずさない力。的確な質問が飛んでくる。「観」とは目で見るだけでなく心眼で本質を見抜く力。「勘」は頭を働かせる事が出来る…。完璧ではないが、少なくとも素質だけはあると思い、採用した。この基礎力がある程度あれば、あとはテクニック、つまり経営管理力である。これは1ヶ月(彼の場合3週間)もあれば大丈夫。毎日が洪水のような知識の嵐である。今、赴任して1週間が経ち、メールが来た。問題の本質が見えてきたようだ…。
経営は全てが結果(数字)であるが、スタートラインに立った。