2005-04-28

M-net 2005-04-28

慶応義塾大学での講義

 4月25日(月)13:00~14:30まで慶応義塾大学の環境情報学部と総合政策学部で授業を行った。藤沢キャンパスで学生約400名で教室一杯で立席者もいる。日本のトップ大学で学生の反応やどんな質問が出るか楽しみであった。
 このキッカケは慶応の学生Mさんとの出会いと、1月3日の『日経ビジネス』の特集記事「さらば!人減らし経営」を見て二人の学生から、日本でも講義をして欲しい、学生を育てて欲しいと言うメールを頂いた事であった。

 テーマは「ベンチャー経営の基礎と実践」であった。
 講義用の特別ホームページ( http://www.mfsg.co.jp/kouen050425/ )を作り、OHPも活用しての授業である。まずベンチャーの基本と具体策(結論)を話し、具体的に話を進めた。マレーシアで頑張っている中神君の新聞記事。採用から教育、そして今何をしているか?基礎知識があれば3週間で専門知識(経営学)は得られる…。

 中国での大学授業の話、学生創業工作室、優秀な中国人を活用する5つの能力、南富士産業のインターンシップ(MFチャレンジシップ)、ひとゆめ塾、全体が見える絵のある経営…などなど。一通り話が終了し、質疑応答となった。
 トップバッターはやはり女子学生であった。次のような質問が続いた。

・分かりやすく伝えるコツ
・日本の文化について
・日本は創造性では中国に勝っている?
・人づくりに力を入れた理由
・社長が学生だったら学業以外にどんな事をするか

 二度も学生達から割れるような拍手を頂き、壇上を降りようとした時、数多くの学生達が質問や意見、話をもっと聞きたいと寄ってくる。中にはお茶(美麗茶、花茶)を下さいという学生も列を作っている。
 男子一名と女子三名の代表を選び、あなた方4名で志の高い学生達を集め私とディスカッションしましょう、良かったら定期的に開催し、中国のトップレベルの大学生達とも討論してみたら面白い…。勿論具体的なメールが即日届いた。この4名の学生代表だけでなく、別のグループ(ナンバーワン育成サークル)の代表からもぜひ指導して欲しいとメールが来ている。

 雑誌を読み、行動し、授業を活かし、私を活用しようとする…。レベルの高い人達である。これからが楽しみであるのは言うまでもない。チャンスを作って頂いた武藤教授にも感謝している。