2005-02-28

M-net 2005-02-28

グローバル経営者

 Y社のM専務とお会いした。Y社は売上1兆円。社員15万人。世界49箇所に事業所、工場を持っている。タイ、中国、台湾、インドネシア、ベトナム、スロバキア、モロッコ、ポルトガル、トルコ、米国、メキシコ、ブラジル、オーストラリア…。
 私の著書『これからの中国ビジネス』を年末新聞広告で見つけ、自ら買って読み、この本はY社と考え方が非常に近く、6冊を部下に買って与え、2冊を上司の社長、会長に渡したとの事。そして自ら当社と連絡を取り、2月28日当社の三島本部でお会いする事になった。
 「リーダーづくり」「TOPの役割」「部下にチャンスを与える」「自分の目で実物を見て体得させる人づくり」「企業文化論」「人件費はコスト、経費と投資の二種類」「任す事とチェック」…1時間30分があっと言う間に過ぎてしまった。
 詰めは、人材投資のコストはいくらか?中国に研究所を作りたい。など、総論だけでなく具体的な各論を質問され、さすがである。一方具体的なY社に対する人材紹介は上海で今行っている。
 そして3月2日(静岡市)、3月15日(中国上海市)で行われる、中国ビジネスの講演会(私が依頼されて講演をする)に幹部を出したいので了解を欲しい…。
 久しぶりと言うか、初めてグローバルな事業展開をしている経営者とお話をさせて頂いた。頭が柔らかく、幅が広く、1つ1つに深く知識を持っており、魅力的な経営者である。最後に「世界で働ける、マネージメントの出来る人材」づくりの必要性を話され、帰社された。中国の人材紹介ビジネスは、ビジネスだけでなく、日本のトップ企業の方々や、中国の有能な若い人材、学生といっぱい出会えて、毎日が忙しくも充実している。


アジア10カ国の給与水準 


又労務管理上の問題点として次の2つが大きい。
1. 必要とする人材の採用
2. 現地従業員のやる気

自己(自国)中心だけでなく、頭の国際化や多角的発想の必要性が求められている。