2004-06-28

M-net 2004-06-28

カバンの重さ

 社員のカバンの重さやグループ企業の社員のカバンの重さは、成績と比例している。
 カバンが重いと言う事は、カバンの中身が多い(つまり資料など多く入っている)という事と一致している場合が多い。カバンの中身が少ないと言う事は軽いカバンである。
 先日、積水ハウスの責任者と話した時、
「手にマメができている社員は、多くの資料を持ち歩き、“あと一軒”、“もう一軒”と訪問をする。しかし手にマメのできていない位カバンの軽い社員は、もう資料がなくなったので、今日はこれで終わりと考え、“もう一軒”がない。この、“あと一軒”、“もう一軒”が、実は住宅の受注に結びつく事が多い。杉山さんの言っているカバンの重軽と全く同意見である」と、話がはずんだ。

 たくさんの資料を入れた重いカバンを、何かの為や、チャンスがあるかないか分からないのにいつ
も持ち歩くのは大変である。しかしチャンスは待ってくれないし、貯金も出来ない。その時が勝負である。
 いずれにしてもカバンの重軽と成績の良し悪しは比例しているように思えてならない。


本3冊

 学生の企業説明会の時、学生がチョット暗かったり、元気が無い時など、
「カバンの中に本が3冊持っている人はいますか?いたら別枠で採用します…」と話すと、
みんな我に返ってカバンに目をやる。
「いつもは持っていますが、今日はたまたま持っていません…」
「本2冊ではダメですか…?」などなど。
一年中を通してそんな勉強家の学生にお目にかかった事が一度も無い。
 学生の本業は…何であったか、考えてしまう。

 先日、大学の先生(教授、助教授)の皆さんに講演をした。
 話の途中でこの中に(60~70名位)3冊の本を持っている人はいますか?と質問した所、2人の先生が、4冊の本をカバンの中に入れてあった。さすが!と思った。
 先生達も授業の中で「今日3冊本を持っている学生には優をやる…」などイキな話をすると盛り上がるし、学生達も本に興味を持ち、読書もする。
 たまには、カバンや袋の中に3冊の本を持ち歩いてみると、読書をしたような気分になるかもしれない。多くの人と接し、読書をする人は伸びていくと実感する事が多い。