2004-05-28

M-net 2004-05-28

あいさつ

 今週中国の上海事務所に、中国進出企業支援ビジネスのメンバーの社長Sさんが来社された。お互い忙しいので30分で所要を済まし、当社の事務所を出られた。
 帰る折、当社の社員(全員中国人)、学生創業塾の中国人学生達全員が、仕事を一時ストップし、立ち止まり、帰るS社長に日本語で「ありがとうございました」と言って一礼をした。これにびっくりした社長は、エレベーターまでの間に「素晴らしい社員ですね。中国に来て初めて気持ち良い挨拶をされました。社員教育のたまものですね」当社に対する評価や信頼も格段にアップした。

 所長の教育、社員の日常的行動、学生達のそれを素直に受け入れる柔軟性など、大変気持ちの良い一日であった。他社や他人が企業や人を見たり評価する時、改めて「行動」や「やっている」事である事を再認識。


実践力、行動力

 今、中国では今年7月卒業する大学(院)生達の就職活動真っ最中である。
 中国の経済トップ大学である上海財経大学のKさん(女性)も当社に応募した約4000人の学生の1人である。残念ながらKさんは最終面接で不合格となってしまった。
 その彼女、入社合否は別として、当社の会社運営(特に人づくり)に大変興味を示し、ぜひ社長の私に授業して欲しいとの事であった。了解をし、今回中国上海市に訪問した5/26の夜18:30から2時間授業を行った。少人数であるが、熱気ムンムン。授業が終了してからの自主参加、主に後輩の3年生中心。先生も来ていないが、質問もバンバン…。こちらは暑さ(エアコン無し)でクタクタ。
 授業が終わって彼女に、「なぜ今回、講演を依頼したのですか?」と聞いた所、「3年生に勉強の機会やチャンスを与えてやりたかった。こんな素晴らしい日系企業がある事を知らせてやりたかった。私は今回不合格で、他社で働く事になったが、いずれ一緒に働けるかも知れない…。社長の言葉を借りれば、出会いがチャンスであると思っている…」
 素晴らしい行動力、実行力あるKさんと近い将来一緒に働ける事を願っています。


リーダー差

 新卒や若い社員に影響を与える直属の上司(リーダー)の差が部下が成長するか否かを100%握っている。S君もそうだが、昨年入社し、1年間であまり芽が出なかった。思い切って今年4月から部門をチェンジし、リーダーも変えた。たった4月、5月と2ヶ月で成長し、変化をしている。チョットの変化でなく、誰の目にも分かる大変身である。ハキハキ、テキパキ、遅刻など0、イキイキとしている。まるで別人のようだ。

 要は上司(リーダー)に魅力や能力があり、常に輝いて、ダメはダメとはっきり言い、行動で示す事だ。部下は上司の鑑である。影響を与えてくれる人(リーダー)と出会いたい。