2004-05-18

M-net 2004-05-18

「書く」事が人を伸ばす

 社員を見ていて、メモを取る人は伸びていくが、メモも取らないで話だけ聞いている人は、ミスや勘違いなども多く、伸びていかない。何故だろう…。

「なぜ書く事が大切なのか」
1. まず書くと言う事は「まとめる力」がつく
2. 「余分なもの、不要なものは捨てる力」がつく
3. 耳で聞いて、そして書く事で2回頭に入る
4. 書くと言う「行動」が人を成長させる。記録も残る。
5. 「忘れる為に書く」
書いてしまえば忘れても良い。いつも頭の中は空で、新しいものがドンドン入る。どうでも良い事が頭の中にいっぱいあると、ゴチャゴチャで整理も出来ないし、新しいものも入らない。
6. 「伝える力」となる。言葉では消えてしまうが、書くと資料として活用できる。特にIT時代のパソコンを使った伝達方法として「書く」「伝える」事が大切である。

メモ帳を持ち、気づいた事、考えた事、フト思った事などメモしてみると良い。書く事は楽しい。


意識して考え、行動し、習慣化する

・ 頭では分かっている(と思いたい)が、行動しないA君
・ 周りや、お客様に振り回されて、したたかさがチョット不足しているB君
・ 都合の悪い事や、不都合な事を後回しにしてしまう、お人好しのC君
・ 失敗やミスを恐れて、新しい事に挑戦しないD君
・ 不勉強で、周りが変化しているのに気づかず(?)、従来の固定概念だけで仕事をしているE君

 当社内外で、成長のチャンスをストップさせ、本人も周りも苦労している人達が多い。A君からE君まで、自分の問題点には少し気づいているが、不安なので気づかないフリをして従来と同じパターンで行動し、同じミスや失敗を繰り返している。どうしたら従来の自分を打破し、新しい可能性のある自分に変えられるのか…。テニスの練習をした人は試合になっても、球に自然に体がついていくが、普段練習(トレーニング)していない人は、頭では球に近づこうと思っても、身体が動いてくれない。これと同じ様に、何事にも従来と同じ姿勢で事に当たったのではダメである。目標を持って練習、トレーニングする事が大切であり、必要である。

 まず変革しようと具体的に描き、イメージ(出来たら紙に書いて)し、意識して考え、行動する事が第一歩である。自ら意識しなければ、従来と同じパターンになってしまう。意識して考え、行動する事を継続し、トレーニングする事で自然と習慣化され、自分のものとなり、新しい自分が生まれてくる。