2004-05-08

M-net 2004-05-08

かえる

 ピンチをチャンスに  変える
 手順、方法を     改える
 組み合わせを     替える
 原点、初心に     返る
 素材、部品を     代える
 視点、立場を     換える

 先日、愛知県の企業を訪問した所、事務所に書いてあった「かえる」のポスター。
 時代は今、この「かえる」の一語に表されているような気がする。
 さていくつの「かえる」が実行できているか?


隣国中国

 ヨーロッパの25カ国が1つの地域となり、EUと言う表現で統一を図ってスタートした。総人口4億5千万人。通貨もユーロと言う新しい統一通貨を発行し、ドルと並んで国際通貨となっている。
 隣国の中国は一国で13億の人口を抱え、EU25カ国の約3倍である。この大中国が動き出した。経済成長は8%である。どう動いていくか、変化していくかは誰にも分からない。なぜならこんな大国が動き始めた前例が無い。お金持ちが1%いたとすると、1千3百万人である。

 日本のデフレにストップがかかり、物価がupし始めたニュースがあちらこちらから聞こえてくるが、これも中国との関連が大である。中国の鉄の使用量がどんどん増えているが、これを支えているのが日本の鉄メーカーである。日本の製鉄の多くが中国に輸出されている。この輸入された鉄を使い、中国で車をつくり、機械を作っている。国内向けもあれば輸出向けもある。お金や物が動き出してきた。その影響を受けて周辺国も動き出した。

 日本の企業の多くが生産拠点を中国やアジアに移転している。コストや賃金が安いだけでなく、市場としても非常に大きく魅力的である。又人口が多いと言う事は、優秀な人材も多いと言うことになる。
 いずれにしてもこの隣国中国との関係や関わりが、自国や自社に大きな影響を与えてくる。積極的に、主体的に、中国との人間関係、ビジネス、文化など様々な分野で活動し、大きく展開したい。