2003-05-28

M-net 2003-05-28


 もうすぐ梅雨に入り、雨の季節である。この雨をどう捉えるか…。
 先日知人のアメリカ人A君と、イギリス人B君と、三人で雨の話をした。
 A君は「雨は嫌だ。靴は汚れるし、いい事一つも無い」
 B君は「雨は情緒があって良い。心が落ちつくし、晴天だけでは嫌になってしまう」
 そしてラストにA君、B君共にお互いに相手に向かって「その内分かるさ」と言ったので、私を含めて三人で大笑いで雨談義は終わった…。

 1つの事実を見て、どう思い、どう考えるか、まったく意見が違った。どちらが正しいと言う事でなく、その人の価値観や人生観によって判断が違ってくる。面白くもあり、難しくもある。主観であり、考え方一つである。


己の敵は己

 早く決断をして欲しいと思う事がある。要は答えが欲しい。先日もある決断を待っていた。どうしたら素早く決断できるか?私なりに考えてみた。

1. 全体にざっと目を通す
2. 目立つ特徴を3~5つ取り出す
3. その特徴を拡大してみる(舞台から余計なものを除き、役者(主役)だけを残す)

こうするとポイントが分かる。判断は知識や頭で出来るが、決断は事実に基づいて全身でしなければならない。今、すべてに於いて「素早い決断」と「素早い行動」が求められている。グズグズしていては取り残されてしまうし、決断も行動も活かされない。
 昨日までの自分が最大の障害(敵)である様な気がしてならない。


リーダー論

 各事業所や各部門、企業などを支えているのは、中心人物の「勇気、情熱、アイディア、そしてコミュニケーション」であるとつくづく思う。格差はリーダーの差と言っても良い。

・ 勇気…柔軟性と、目標に向かって失敗を恐れない実行力、行動力、決断力
・ 情熱…人の気持ちを引きつけて夢中にさせる。頭と頭でなくハートとハート。
・ アイディア…工夫、知恵。最も戒めるべきは「思考停止」と「あきらめ」
            独自の情報網と自分の頭で考える習慣が大切である。
・ コミュニケーション…情報開示。お互い素直な意見交換がなければ信頼、協力は生まれない

 要はリーダーの力量次第で全てが決まってしまう。