2003-05-18

M-net 2003-05-18

無策(無戦略)

社会やお客様など、周りや環境はどんどん変化していく。
従来と同じ方法で、毎日、毎月、毎年、仕事をしていたらどうなるか?取り残され、業績は上がらず退場を迫られてしまう。その事に気づかないか、気づいても何もしないかのどちらかである。

 変化をするにはエネルギー(意欲、能力、時間)が必要である。また、どう変え、どうしたいのか、目標(あるべき姿、夢)がなくてはならない。この目標があって初めて目的地が見え、そこに到達する為の具体的な策(手段)が求められる。具体的手段を実行して初めて結果がでてくる。

 ビジネスや経営、マネジメントは、エネルギー、目標、策(手段)、実行、結果をトータルで考え実行する業務(仕事)である。高い志強力な実行力が不可欠である。思いや目標があっても、無策(何も考えないでやる、古いやり方、変化しないやり方、周りを見ないなりゆきに任すやり方)ではどうしようもない。絵に描いた餅ではダメである。ましてリーダー、TOPの無策は救いようが無い。

知恵やアイディアは急に出ない。いつでも、いざと言う時に知恵や工夫の出来る人となる為に、日頃の勉強と問題意識を持つ人となろう。


外に出ないリーダー

 いつも机に座り、目の前の事しかしないリーダーがいたとする。
 大きな大局観を持てず、社会が激変しても気づかない。ましてやお客の変化に気づく事はできない。入ってくる情報だけで判断していると、自分に都合の良い事だけを受け入れてしまう。日々視野が狭くなり、それが常となり、自分の視野の狭さにも気づかなくなってしまう。恐ろしい事である。
 外に出れば刺激も、感動も、失敗も、無駄も、事故もある。
 この様々な体験から学び、考え、試行錯誤を繰り返して成長していく。
「待ち合い」でなく「出会い」である。出て会う事である。
 外に出ないリーダーは暗く、総じて業績も悪い。重箱の隅をつつく事を止めて、外に出て外から生の、活きた情報を持ち帰り、これを活かしていこう。
 また、いつも外に出ていても、ワンパターンで同じところや行きやすい所だけ行っているのでは意味が無い。情報のある所、仕事のある所、違う業界、刺激のある所などである。そして外に出たからには、何か一つ以上の「みやげ」(仕事、明るい情報、役立つもの)を持ち帰るように心掛けると良い。手ぶらで帰社はいけない。
 時間を有効に使い、無駄を除き、時間を作って外に出よう。


魅力ある人

 自分の範囲の事しかしない人に、魅力は無い。周りや相手にチョット気を配り、「お手伝いしましょうか」「お茶を入れました。気分転換にどうぞ」と、自分が多忙でも「何かしますヨ」などの一言や行動がその人の魅力をつくる。少しの余裕と相手や周りに対する少しの思いやりのある魅力ある人が私の周りにいる。さて自分は魅力ある人と言えますか?