2003-03-28

M-net 2003-03-28

今時の学生の企業の見方

 2004年度入社の求人活動が続いている。大阪での学生との話。
 私が男子学生に「なぜ当社を受験したのですか?」と尋ねた所、学生は「リクルートナビで求人をしている企業は、この不況下でも余力があり、安心できる。リクルートナビは○○円で費用も高く、これだけの費用をかけられる企業は人材発掘に力を入れている事が実感できる…」との事。
 就職活動一つをとっても、見方が色々ある事を実感した。


女性(奥さん)

 住宅着工が減少する中で、住宅受注競争が激しさを増している。
 30歳代中心のお客様(ユーザー)であり、女性(主婦)が主導権を握っている。
 共働きの主婦は仕事、家庭、育児とやる事がいっぱいあり、スピードを求めている。住宅の打ち合わせや話し合いの中でも、質問や要望に対して即答できない営業マンは即アウト。全然相手にしてもらえない。知識があってもスピードがないとダメである。

 一方専業主婦はダンナと一緒に営業マンと話し合いをするが、頷くだけで話し合いの中ではほとんど発言をしない。しかし営業マンが帰った後で、あれはダメ、これはこう…と、自分の意見を言う。なかなか奥さんと主人の意見が一致せず、決まらない。

 又、話は変わるが、街中に「温泉」や「湯」がいっぱい出来ている。先日あるオーナーとの話の中で、いつが一番込んでいるのかと言うと、土曜日、日曜日ではない。月曜日である。土日と主人や子供と付き合い疲れた奥さんが、疲労回復や気分転換にやってくる。連休明けの月曜日はすごく混んでいるとの事。エステやマッサージの利用は満員との事である。(たぶんほとんどのご主人は知らない)
 これからの時代は住宅受注でもレジャーや生活面においても、女性の心理をよーく理解できないと会話も出来ないし、ビジネスも成り立たなくなってきている。
 自己中心の動きだけでなく、時代や女性、奥さんに視点を向けてみてはいかがですか。


鳥の目

 日曜日、パンが余ってしまい、古くなったので庭にパンを小さく切ってバラまいた。1時間もしないうちに様々な鳥がやって来て、パンを食べている。どこから飛んで来たのか、と思うほど、多くの鳥がやって来た。3時間くらいで無くなってしまった。
 どうしてパンを知ったのか、しばらく見ていて思った事がある。まず高い所から見ている。次が鳥の目は180°でなくもっと広い角度であり、視野が広いように思える。
 年度末を控えて、自分の足元を見るだけでなく、一歩高い所から自分の仕事を見直したり視野を広げてみてみると、鳥のように新しいエサ(種やヒント)が見つかるかも知れない。一度トライしてみると良い。