2002-08-28

M-net 2008-08-28

成果、成長

 T君や彼の所属する部門はこの不況下でも成長し、伸びている。同じ仕事をしているのに伸びているT君と、パッとしないK君とその部門がある。
 条件は同じなのに、何が違っているのか考えてみると…。
 ダメなK君は…自分の好きな事や興味のある事、得意な分野にのみ力を注ぎ、不得意な分野や大切な部分がおろそかになっている。つまり大変な事や苦しい事、嫌いな仕事は後回しにしている。理由を考え、言い訳を言ってやっていない。結果としての成果は言うまでも無い。
 伸びているT君は…得意な分野や好きな事は勿論積極的に行動している。それだけでなく、苦しい事や大変な事も、労をいとわず工夫し、みんなをまとめながら努力している。結果はウソをつかない。成果はどんどん出てくるし、人も伸びていく。

 成果のパッとしない部門や成長しない人は、自分の好きな事や楽な(毎回同じ事を繰り返し行っている)事のみしかやっていないが、良い結果を出す部門や成長している人は、大変な事や苦しい事にも目を向け、逃げないで努力している。この差が成果や成長の差となっている。
 さてあなたはT君ですか?K君ですか?


熱いハートとクールな頭脳

 当社にもサブマネージャー以上のリーダーが多くいる。しかし残念な事に、リーダーに差が出てきている。伸びているリーダーと伸びていないリーダーに二極化している。
 一言で言うと、熱いハートクールな頭脳を持っているリーダーは良い。
 どんなに一生懸命努力しても、人柄が良くても、リーダーに情熱や信念、ポリシー、デリカシー(敏感さ)がないとダメである。大きく輪を広げられないし、人を巻き込み、大きな協力や成果を得られない。
 そしてクールな頭脳も又、すごく大切である。まず自分がどうしたいのか、何をしたいのかがあり、目的を達成する為にしたたか(強か)にストーリーづくりをしたり、構築する事が求められる。努力だけでは報われない時代である。様々な問題や障害を乗り越えていく為にどうしても頭脳(創造、考える、組み合わせ)が必要である。だが、頭は自分に足りなければ他の人の協力や知恵を借りる事も出来るだろう。

 しかし熱いハートは他の人や仲間から借りる事は出来ない。まず自分自身に熱いハートのある事が第一である。この熱いハートがあれば、様々な人も集まってくる。リーダーの差はハートの差?
 教育の原点も、難しい事の以前にこのハートやデリカシー(delicacy)なのかもしれない。