2002-08-08

M-net 2002-08-08

21才の夏

当社のグループ企業Y社のY子さんの話。
八角形住宅の事業拡大の一システムとして、「BOOK作戦」と言うのがあり、その1つが公立の図書館に私の本『夢づくり、家づくり』を持参し、本を図書館に寄贈する事である。目的は図書館で多くの人に八角形住宅を知ってもらい、ファンになって頂けたら……。

Y社のY子さんは、当社で研修を受け、翌週、様々な図書館にアポイントを取り訪問した。1つの大きな市立図書館で担当者から「こんな営業的な本は不要」と言われ、泣く泣く帰ってきた。これを知ったY社のA社長「もう一度やってごらん。うまく行くかも知れないから」と指導し、彼女も素直にそれを受け入れ、もう一度挑戦。市立図書館では別の担当者が対応してくれ、「素晴らしい本です。ぜひ図書館に置き、多くの人に見て頂きましょう。」との事。舞い上がらんばかりに喜んだ彼女…。

同じ事をしても人によって対応が全然違う事を知った彼女は素晴らしい生きた勉強をした。もしこれが1回だけで諦めてしまっていたら、「このBOOK作戦はダメだ」「図書館は頭が固い」で終わってしまっていただろう。「否定的な人」、「肯定的な人」の両方を知り、素直さの大切さ、挑戦する事が結果をどんな風に変えていくかを体得したY子さんは、大きく成長すると確信している。もう一つ「もう一度挑戦してみなさい」と言ったY社のA社長も指導者の鏡である。


出会い

 人々は孤独である。出会いの少ない時代とも言える。どこかで出会いを求めている。人との出会い、本との出会い、様々な経験との出会い…など。例えば今問題の「携帯を使った出会いサイト」も寂しさの中で、キッカケを求めようとしているのかも知れない。

 社会が複雑になり、IT化で人間関係がより希薄となっていく中で「人間として」「人として」本来あるべき姿をどこかで求めている。それは「人と人」の「出会い」なのかも知れない。旅をする目的は「未知の世界を知る事」や「まだ見知らぬ人との出会いを求めている」事である。
「本物との出会い」「欲しい物との出会い」「こだわりとの出会い」「学びとの出会い」そして「さまざまな人との出会い」…待っていては何もやって来ない。「待ち合い」ではダメである。
 何かを得ようとした時、「時間」や「お金」を投入しないと求めているものが手に入らない。少しのお金と時間を投入する事で、素晴らしい「出会い」と「チャンス」に巡り合う可能性が大である。
 夏休みに日頃とはチョット違った「人との」「本との」「旅との」「価値観との」出会いを!