2002-03-28

M-net 2002-03-28

変わる勇気が必要

人間は本来、年をとると保守的になってきてしまう。しかし若くてもそう言う人が増えてきた。当社の若い社員の中にも残念ながらいる。
話を聞き、会話をすると「そうだ、そうしよう」と言うので即日、あるいは明日から行動するかと期待していると、いつまでたっても行動や実践をしない。忘れたかの様である。
変わる事や、変化をする事にはエネルギーが必要であり、従来のやり方や価値観で物事を考えたり、行動する方が楽かも知れない。しかし世の中やユーザーが変化している社会の中にあっては、変化をしない事は、社会に置いて行かれる事、衰退や死を意味する。

もっと自由に、もっと柔軟に対応できる人間であり続けたい。
今は3月末で、4月からは新しい年度に入る。思い切って変わる勇気を持ち、変わってみよう。変わる事によって新しい世界が拓けてくる。


業態

あるチェーンレストランの社長と会った。「レストラン業界は同じものを続けて売っているとドンドンジリ貧になって行く。だから毎日のように新しいメニューを考え、新しい業態にチャレンジしている」と言う。常に2~3の新しい業態を実験しているとの事。
動いたり、変化しているものには、人間常に興味を示す。いつも同じであれば安心はするが、たまにで良い。田舎は変化が少なく、たまに訪れると心が落ち着いて実に良い。しかしいつも田舎に居るとなると別である…。小さな子供は動くおもちゃには大変興味を示すが、動かないモノにはあまり興味を示さなくなってくる。

我が社でも常に新しい事にチャレンジしている。年に最低5件はある。今年度を振り返っても、
①ストラテジーポジション(戦略拠点)
②中国ビジネス室開設
③プラクティクオフ(実り)作戦
④不動産ネットワークの開設と活用
⑤ネパールからの新商品開発輸入
⑥L.S.T.(リーダーシップトレーニング)
⑦新刊本『よく気がつく人は、よくデキる人』
などがあった。

当社も木材業から屋根工事、八角形住宅、茶事業と、業態を多角化している。もっともっと業態を変えて行きたい。従来のモノを従来のやり方でやっていたらダメになる。どこにでもある実用品や必需品では価格競争に入ってしまう。やり方や業態をチェンジし、目に見えないモノを売るような、サービス業のような業態にもって行きたい。