2002-04-08

M-net 2002-04-08

思い

先週会ったAさんは50歳代にもかかわらず、お客様に対する思い(気持ち)(思いやり)がすごい。周りを圧倒してしまう。出逢った瞬間からものすごい情熱とパワーでお客様の事を考え、情報を活かそうとし、ソリューション(問題解決)もあらゆる角度から検討する。そして行動力もバツグンである。
又、Bさんの思いもすごい。時間を惜しまず、エネルギーを全力投入する。周りの人々もその活動を見ていて協力せずにはいられない位、工夫や知恵を出し、結果を出そうと努力し、目標を達成していく。もう一人Cさんの思い(パワー)は他を圧倒し、調子がいい時は悪くなった時の事を考え、日々努力、工夫し、厳しい時は勿論言うまでもなく、カン(感、観、勘)を働かせ日夜努力して良い結果(成果)を出してくれる。

この3人に共通するのは思い)(ロマン)(目標)(自分の哲学)(こだわり)があり、熱く語り、仲間を増やし、数字で結果を出せる事だと思う。
我々はお客様の事を本当に思っているだろうか?又、部下の事や自部門の事をどれだけ思っているだろう。まずこの思いが大きく、強くなければ始まらないように思えてならない。33期の初めにあたり、この「思い」をもう一度見つめ直してみよう。自分の思いはどうなのか。特にリーダーの思いが悪かったり、小さかったりしたらその部門の先は知れている。


複合化(同時複数思考)

先週中国の重点大学の1つである武漢大学の陳副学長が来社された。
中国では今、大学の統合、合併がものすごい勢いで行われている。武漢大学も周辺の3大学(医科大学、土地測量大学、水利電力大学)を吸収し、学生数4万人、教職員数6万人の中国最大級の大学となったとの事。理由は1つの事だけ出来る人づくりから、経済とコンピューター、建築と管理、医学と芸術など、複数の思考(理論と実践)の出来るリーダーづくりを目指しているからだ。学長と一緒に来社された女性の通訳さんは、「私は日本語しか出来ないので、時代遅れです」と話しており、学長の話が現実味を帯びて聞こえた。

前にも書いたが、これから我々も一専多能(1つのずば抜けた専門と、様々な能力を持つ)な人材とならなければ時代から取り残されてしまう。中国ではコンピューターが出来ない人は40歳でリストラとの事であり、我々も今までの1つの専門とコンピューター、そして何か新しい1つを持ちたい。つまり3つのモノを持たなければならない。さあ、勉強しましょう。今から!