2002-04-18

M-net 2002-04-18

180円のスニーカーシューズ

中国製の180円のスニーカー(シューズ)がバカ売れしている。インターネット通販で。デフレもここまで行けば「すばらしい」と思わざるを得ない。昨日会った、靴メーカーの社長との話である。しかしその社長曰く「我々は今まで関税に保護されて甘えてきた」。私は又々ビックリ。国内の靴メーカー保護の為、輸入靴には「1足5,000円の関税か、1足38%の関税の高い方を掛けている」。靴メーカーは保護されていいが、消費者は高い靴を買わされてきた。ちなみにアメリカでは1足10ドル(日本円で130円)の靴が大変売れているとの事である。
価格とは何か?何がコストなのか。国際価格比較。業者と消費者。今こんな関税が日本にもあるのか・・・。考えさせられる一日であった。しかし自由化、国際化(ボーダレス化)に伴い、一物一価、デフレ、インターネットによる無店舗販売など新しい考え方がどんどん導入されて来ている。この社長によると靴の関税は今年中に廃止される見通しとの事であるが、いずれにしても甘えは許されない。
100円ショップでスニーカーシューズが売られる日も近いかもしれないが、もう一度あらゆるモノの流れやシステム、仕組みを見直し、ムダを除く事が大切である事を再認識させられた。


駐車場

先週所用があり、ある企業を訪問した。雨の降っている朝であり9:00がアポイントの時間である。8:30に到着し、車を止めようと駐車場を見つけたが、どこも社員の車で一杯であり、空スペースはない。雨の中をウロウロとしていると、じゃまになる私の車にクラクションをならしてくる。やっとの事で狭いスペースに自分の車を止め社内へ。
しばらく社長や幹部の方々と話をして、「貴社はお客様の事を何も考えておらず、自己中心的でISOや社是が泣いている・・・。」と話をした。社長曰く「来客用の駐車場はあるが、社員が勝手に空いている所に駐車してしまい申し訳ありません。恥ずかしい限りです・・・。」とあやまっていた。

自己中心から、相手中心(市場中心、顧客中心)でないと、小さな事でその企業のイメージも大巾にダウンしてしまい、話もまとまらない。車の止め方1つでその企業や社員のレベルが分かってしまう。さてあなたは・・・・・・大丈夫ですか?部下、職人の指導・教育は大丈夫ですか?