2002-03-18

M-net 2002-03-18

勝負

スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、勝負である。勝者か敗者である。中間はあり得ない。
勝つ為には何をしなければならないか。まず第一に、「相手をよく見る事、知る事」である。相手をよく見たり、知らなければ、戦う前に負けである。

自分の事だけを中心に考えたり、自分の意見を述べるだけでは全然ダメである。余裕の無い人は、自分の事だけで手一杯で、相手の事を考えられない。時間ギリギリで動く人も又、同じであり、戦う以前の問題である。

ビジネスで競争相手に勝つ為には、相手の考え方、強み、弱い所、求めているものなどを事前に、あるいは即座に見抜き、対応をしなければならない。まず相手を知る事が第一歩である。知識差や能力差以前の段階で退場である。

自分の足元や目の前の事のみでなく、相手(お客様、上司、部下、世の中)をよく観察する事が、まず勝つ為のスタートラインである。
相手をよく見ていますか?


ゼネコン(ゼネラルコンストラクション)

ゼネコンと聞くと今の時代「悪の代表」と思われる。
ゼネコンも昔は企画から設計、施工、アフターまですべてをやっていた。しかし今のゼネコンは、企画や設計は役所や設計事務所がすべてやってしまい、小さな所までマニュアル通りにやりなさいと指示が来て、マニュアルに頼って長い事やってきた。ここに来て国土交通省がコストダウンの為、専門業者に直接オーダーを出す仕組みを作り始めて、ゼネコンの存在感がなくなってきた。中抜きである。工事量そのものが大幅にダウンし、ダブルパンチである。

 マニュアルと作業だけでは21世紀に生き残れない。ゼネコンのように社長から現場監督まで全ての人々が自ら考えることを放棄した企業や、マニュアルだけに頼る人間、指示待ち人間はこれから先が思いやられる。


新刊本『よく気がつく人はよくデキる人
~毎日の仕事が少しだけ楽しくなる方法~

3月15日に、オーエス出版より上記の新刊本が発刊されました。(定価1,300円、杉山定久著)20歳代や30歳代の若い人達を対象として書いた本ですが、又ご意見などを頂けたら嬉しい限りです。
出版社によれば、出足好調で早くも追加注文もあるとの事です。