2016-04-18

M-net 2016-04-18

ホセ・ムヒカ(世界で最も貧しい大統領)
 南米の小国ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ(81才)は、今、日本いや世界で最も注目を集めているリーダーである。今、日本に来ているが、講演会は満席、話が終わっても拍手が鳴り止まない。書店では彼の本が売れ切れ続出・・・。
 彼は2010年に75才でウルグアイの大統領になり、まず給与の70%を貧しい人々に寄付し、残りの月1000ドル強で生活をし、資産は自宅と農園と1台のトラクター、そして有名な青のフォルクスワーゲンしかない。(勿論、この車も友人からもらった中古の車。) そして、彼は世界で最も貧しい大統領と呼ばれるようになった。大統領専用ジェット機を売却し、人名救助のためのヘリコプターにチェンジ。彼は軍事政権と戦い、13年間も投獄され、気が狂うほどの弾圧を受け、苦難を乗り越えてきた。

ホセ・ムヒカの言葉を少し書いてみると、
・「私は貧乏ではなく、質素なのです。」
・「人生はもらうことではなく、あげること。あなたがどんなにひどい状況でも、他人にあげられる何かがあります。」
・「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、多くの物が必要で無限の欲がある人のことです。」
・「人生ではあらゆる場面で転ぶことがあるでしょう。愛で転び、仕事で転び、夢で転びます。しかし、人間は強い生き物であり、再び立ち上がりやり直す事ができます。」

 彼は私達に考えさせてくれます。
「豊かさとは何か?」「人間をベースとした本質的な視点」「新しい価値観」など。

成功だけでなく、失敗や苦難を乗り越えてきたすばらしいリーダーのいる事を知り、ワクワクした。
そして、現象や目の前に起きている事だけでなく、本質を貫いていく人生こそ素晴らしい・・・と再認識させてくれた。