2016-03-28

M-net 2016-03-28

学びの春
日本では4月1日が新しいスタートとなる。職場も、学校も、人も・・・
学びのスタート(春)である。どこから、何から、どうして学ぶか?人から、本から、さまざまな情報から、体験から、失敗から、自然から気づいて学んでいく。学んだ事を人生や、仕事や、生活に活かしていく。
樹木や草花のように新しい芽を出して、夏の若葉や秋の実り、冬の種まきへと成長していくスタートがこの春である。何か一つでもこの時期(学びの春)を活かして、気づき、勉強して成長してきたい。

考える(2題)
Ⅰ.先日、日本を代表するSさんとお会いさせて頂いた。
 Sさんは考える(思考する)とき、次の3つをベースにしていると話してくださった。
① 目先の現象にとらわれないで、可能な限り長い目で見る。
② 一面だけにとらわれないで、多面的に全体から見る。
③ 何事によらず、枝葉末節にとらわれずに、本質的に考える。
 人間が出来ているSさんならば、理想と実際が一致すると思うが、なかなかそうはいかない。理想に一歩でも近づけるように視野を広くし、多くの意見を聞き、三歩先を見て考えるようにしたい。日本でも商社トップの「三菱商事、三井物産が創業以来、初めて赤字になった・・・」と発表している。従来の資源中心のビジネスモデルが通用しなくなっている。
「考える」という事がすごく大切になってきている事を感じる。

Ⅱ.某大学の体育会系クラブの監督の話
 二年連続して大学対抗選手権で優勝したH監督の「考えるスポーツ」
強い選手をつくる為に、練習時間を早朝から夜中までやったり、ものすごい練習量を増したり、頑張らせてもダメです。「練習がなぜ必要なのか自分で考えさせている・・・」との事。指示通りのことをやるだけでは、指導者、監督以上にはなれないし、豊かな発想も生まれない。一方的に押し付けるのでは、選手のモチベーションも上がらない・・・。
 「なぜこの練習が必要なのか?」だけでなく、「競技しながらも」「どうしたらベストの力が出せるのか」「競争相手はどうなのか?」「体力や環境を考えて、今なにをなすべきか?」など「考えるスポーツ」を目指して努力してきたおかげで日本一になったとの事。「考えながら走る」「走りながら考える」である。選手たちも決して順風満帆だったわけでもなく、挫折を何度も味わったはずです・・・。この失敗が次の考えるチャンスとなり一歩一歩成長してきた・・・・「考えるスポーツ」の醍醐味を聞かせて頂いた。