2016-03-18

M-net 2016-03-18

異能(尖った)人材の育成と活用
 世界の経済も元気がない。日本国内もマイナス金利。少子高齢化でなかなか先が見えない。こんな昨今どうしたらいいか迷ってしまう。社内や近くにいる異能人材(ちょっと考え方が異質だったり、先の先の先を考えて行動したり、尖っていていつも色々問題を起こすが一理ある人。非常識的な思考、行動で道を拓いていく人など・・・)が新しい世界や活路を示してくれるような気がする。
異能人材は一朝一夕には育たない。企業や組織に異能を育てる文化、風土がないと育たない。そして、育った人材が活躍できる場やチャンスを与えて初めて開花する。当社にもそんな異能人材がいて元気を与えてくれている。嬉しい限りである。

挑戦と失敗
 目標を持ってそれを実現しようとした時、頭で考えた事と実際にやってみるとでは大きなギャップがあり、思う通りに物事が進まない場合が多い。自分は努力したが、原因は外にありで終わってしまう場合が多い。
成功すれば「すごい」「あなたは最高だ」と。しかし、失敗したら「バカか」「非常識だ」と罵られ、相手にされない・・・。でも、私は挑戦して、方法が悪くて失敗しても、何もしないでチャンスを逃すよりは認めていきたい。そして、その失敗を活かせば最高である。「挑戦しない人生に失敗はない」と思う。
現状維持だけでは衰退してしまう。一歩先、二歩先、三歩先を考えて色々な事に挑戦し、成功もあれば失敗もあるが、前を向いていく会社であり、人でありたいと思う。

生きてやろうじゃないの!
 近頃読んだ本で感銘を受けた本がある。3ヶ月前に「ご主人を亡くし」、5年前の2013.3.11の「地震」「津波」「原発事故」と四重苦の福島県の78才の女性の書いた本である。
 ご主人が迎えに来てくれればいいと夢も希望もない毎日から、「過去は捨て」「今日と未来のため」に生きていく一人の老婦人のドラマである。(現在83才)大地震の渦中におかれ、10メートルの津波の中での絶望感からふと青空を見上げて、「あぁ、まだ生かされているんだ」と感じ、そこから流れる雲を見つめながら「生きていこう」、いや「生きてやろうじゃないの」と小さく心に言い聞かせる79才の母。老いてもなおみずみずしい人間の生きる力・・・。読む人すべてを引きつける魅力を持っている。