2014-05-18

M-net 2014-05-18

変 化
 最近、私のまわりで変化が起こっている。
(A)個々人がやっていた作業を、システムで統一することにした。以前は担当者によって異なる結果となっていたものが、新しいシステムを使うことで誰がやっても正確な数字が出る。システム導入により、この作業で活躍していた人は出番がなくなってしまった。しかし本人はその事に気づいていない。古いやり方のまま一生懸命やっているが、それが弊害となってしまっている…。
(B)首都圏に近く、自動車などの工場で栄えていた地方都市S市。ところが近年のグローバル化による市場変化で、工場は海外へ転出し、それに伴う人口減少が止まらない…。

 世界の変化、自国の変化、会社の変化…自分を取り巻く環境は常に変化しているが、目の前の事だけを一生懸命やっていると、変化に気づかず対応できなくなってしまう。

静岡県の人口が減っている(全国ワースト2位)
 先ごろの新聞でこんな記事が出ていた。東京と大阪の中間地点に位置し、自然に恵まれ、工業(工場)も多く、今までは“豊かな県”、“住みたい県”の一つであった静岡県の人口が減少し、歯止めがかからない…。
 記事を読むと暗くなってしまう…。なぜだろうか? 静岡はどうなるだろう?人口減少の原因は、大きくは日本そのものが人口減少社会であること。そして、工場の海外移転などに伴う事業所の縮小、閉鎖、等々…。
 一方、静岡から移動した人々はどこへ行ったのか? 海外、あるいは北海道や九州などの地方へ行ったのではない。仕事のある東京・首都圏に移動したと思われる。つまり、東京や首都圏は、人口流入で人が増え、逆にチャンスが増えていく…。ひとつの情報の読み方(深読み、三歩先読み)しだいで、ピンチはチャンスでもある。

整理(捨てる)
 ある営業所の倉庫が整理され、見違えるようにきれいになっている。片づけをした新入社員のK君曰く、「埋もれて活用できていない資材が眠っていてもったいない。倉庫はただの資材置場ではなく、宝の山」とのこと。
 良い仕事の循環は整理すること、捨てることから始まる。倉庫だけでなく、机の上、引出しの中、車の中…あなたの身のまわりは片付いていますか?物事はやり方・使い方次第で大きく変わる。まずは整理することから始めてみてください。