2012-07-08

M-net 2012-07-08

新刊 『社長、その人材で世界と戦えますか?』
 ここ数カ月、中国・アジアに関する本をまとめており、このほどようやく完成した。7月13日、全国の書店で発売です。前回の著書『これからの中国ビジネス』を執筆したのが2005年。中国・アジアビジネスへの関心が高まる中、新しい本を書こうと思っていたのだが、あまりにも変化が激しくて書けずにいた。ここへきて中国の状況が一段落つき、筆を執ることができた。
 中国・アジアとの向き合い方についてはいろいろな見方・考え方があり、この本もそのひとつである。賛同、異論・反論、多様な意見があると思うが、そこからさらに新しいものが生まれていけば何よりである。今回出版のきっかけをつくってくださったイースト・プレスの小林社長、大きな力を貸してくださった編集者・営業担当の方々、書評を寄せてくださった坂本光司教授…たくさんの協力があって一冊の本が出来上がった。心より感謝しています。

自動車の国際戦略
 先日、某自動車メーカーの一次下請会社の社長と話をさせていただいた。自動車業界は、4-5年前から世界規模での大きな戦略を立て、それをもとに長期的かつスピーディーに動いているとの事。
 下請企業が求められるものも一変した。以前はメーカーの言う通りに製品を作っていればよかったが、今では世界を舞台に海外の部品メーカーと競争し、真に力のある者が仕事を勝ち取る時代になった。世界をリードする自動車産業の動きに習い、我々も世界を視野にした長期的・多角的・戦略的な行動が必要である。

書くことは 『ゴール』でなく『スタート』
 文章の上手なAさんがいる。ところがAさん、文章は良くても、その後の行動が伴っていない…。なぜだろうか?私が文章を書く時は、それが“スタート”だと思っている。書くことは、「今からやる」ということである。Aさんはその逆で、「書いたら終わり」である。書くことが“ゴール”になってしまっていて、行動は以前と何も変わらない。
 思うこと、考えること、言うこと、書くことは誰にでもできる。そこから実際に行動しなければ、せっかくの気づきも水の泡である。自分の考えを書いてまとめたら、それを実行し成長していきましょう。