2012-07-18

M-net 2012-07-18

魅力ある人(一流の人)
 近頃、大手企業の経営トップとお話させていただく機会が多い。皆さんに共通していることをまとめてみた。
 ●「顔」…おおらかで聡明
 ●「考え方の出発点」…社会・相手が求めるもの
 ●「目線」…高い。全体を見ている。
 ●「話」…本質的な話が多い
 ●「人と接する態度」…飾らない。   「この人だ!」と思った相手は、とことん信じる。
 ●「人としての器(愛)」…器が大きい
   常にこの通りとはいかなくとも、近づくように日頃から努力していきたい。

講演会
 最近、講演会・セミナーの依頼が急増しており、企業や銀行、大学など、毎週のように予定が入っている。ちなみにテーマを挙げてみると、
・「21世紀の中国~魅力ある人間、社員とは~」
・「南富士の中国ビジネスと人財育成の軌跡」
・「頭脳新時代 ~21世紀は中国・アジアの時代~」
・「我が社の経営戦略」
・「中国・アジア化に対応する日本企業の進む道」・・・
 なぜ今、セミナーや講演がこんなに多いのだろう?おそらく、皆が悩んでいるという現れではないだろうか・・・。講演やセミナーに参加し違った角度から意見を聞くことで、何か新しいやヒントを得ようとしているのだと思う。
 社会の変化は予想以上に早く、自身もスピードをもって対応しなければ手遅れになってしまう。これからは自前主義だけでなく、外部の力も柔軟に使って新しい道を拓いていくことが必要である。

時代が求める「T型人財」
 先日お会いしたT社のN会長と、時代が求める人物像について話が盛り上がった。
 「今は、高い専門性はあっても幅のせまい人が多く、世界を広く見たり、考えたりすることが苦手。しかしこれからは製造側の発想(ものづくり)だけでなく、マーケット側の視点に立った発想(ことづくり)ができる人材が必要だ」
 私は日頃、「T型人財」と言って、縦にのびる深い専門(|)と、横に広がる人としての幅(―)の両方を備えた人づくりをしている。会長と意見がまったく同じであった。これからの時代は、専門性と全体観のあるバランスの良い人財が求められている。