2012-06-18

M-net 2012-06-18

静岡-武漢線、本日就航
 静岡空港と上海を結ぶ航空便が、武漢まで延伸され、本日からスタートである。運航は月・水・金・日曜日の週4便で、往路・復路ともに上海浦東空港を経由する。武漢は中国の華中最大の商工業都市である。人口は約1千万人、製造業を中心に日本企業も多く進出している。80以上の大学が密集する、若者の多い街である。
 これまで、武漢と日本国内を結ぶ乗り継ぎなしの路線は、福岡(毎日)と成田(週2便)しかなかったが、「将来性の高い路線になる」という考えのもと、経済発展著しい中国内陸部との定期便就航が実現した。観光誘客やビジネス需要の掘り起こしが期待されている。欧米からアジアへ、中国沿海部から内陸部へ…。時代はどんどん変化している。

勉強
 勉強は、何のためにするのだろうか?ある勉強会に参加したA君がいる。これを機に幅を広げてくれれば、と期待して送り出したが、帰ってきたA君は「とても勉強になりました。ありがとうございました」と言ったっきり、そこから先は何もない…。
 学生の勉強と、社会人の勉強は違う。学生時代はいろいろなことを知って知識を増やすだけでもよいかもしれないが、社会に出てからの勉強は「活用すること」が最大の目的である。ただ「勉強して満足」「情報を得て満足」では時間のムダだし、チャンスを与えた側としてもがっかりである。「こういう話を聞いたのだが、自分たちはこんなことができるのではないでしょうか?」
 そんなふうに、得た情報と自分のやっている事を組み合わせ、活用できたらベストである。社会が激しく変化し従来のやり方が通用しない今、一人ひとりが情報や知識を活かして新しい道を切り拓いてく場面はますます増えていく。たとえば何かを相談された時、「それは難しいですね」と言うことは誰にでもできる。だが相談者が求めているのはそんな批判ではない。
 「代わりにこんなやり方はどうだろう?」 「こう考えてみたらどうでしょう?」 知恵やアイディア、対案にこそ価値があり、次も相談したくなる。人からの相談というのはだいたい突然であり、あらかじめ答えが用意できているということはほとんどない。その時々が勝負であり、その場がすべてである。後から「ああ言えばよかった」と思っても遅い。
 とっさの事態には日頃が出てしまうものである。普段からよく考え、情報を活かす習慣を身につけたい。そして考えるためには、まず「気づくこと」がすべての原点である。