2011-08-18

M-net 2011-08-18

夏休みの宿題
 小・中学校の生徒の話ではない。当社も8月11日~16日の6日間、盆休み(夏休み)を全社員でとった。昨年までを見ていると、休みが終わって「成長している人」「変わらない人」「ダウンしている人」の3つが見られる。休暇を利用して成長してほしいと思い、何人かに宿題を出した。テーマは2つ。
 ① 共通のテーマ(某テレビ局が中国で事業展開する企画書)
 ② それぞれが、自分としては、こんな計画で夏休みを利用して力をつける。個人自由テーマ。
 17日の朝、それぞれから報告書が私のところへ届いた。自分の事だけやっている人、周りを見て全体を考えて挑戦した人、最小限のことしかやらない人、計画だけで何の行動もしない人…さまざまである。要は、常日頃やっている人は実践している。一方、日頃言葉だけ、計画だけで行動しない人はやはり動かない。言い訳が目につく。

「分かる」 「分からない」
 毎日多くの人と会っているが、話をしている時に、顔が輝き、目が活き活きして、話の内容をわかってくれる人がいる。一方、どんなに話しても、資料を渡して説明しても、分からない人もいる。この違いは何だろうか?一語で言えば、勉強している人は分かってくれるが、勉強していない人は分かってくれない。つまり、分かろうとするが、知識・問題意識が少なくて一部しか理解できない…。

 勉強とは何だろう。まず最初に本を読むことが頭に浮かぶ。私が考える勉強とは、①「本・雑誌・新聞」を読む ②「新しい出会い」(人との。本との。体験による新しい出会い) ③「非日常」(音楽・旅・食事など)。 そして何より大切な事は、「問題意識を持つ事」ではないか…と思う。分かる人と分からない人の差は「0.1」であり、天地の差である。
 社会が複雑になればなるほど、勉強の必要性を強く感じる。勉強して知識の量を増やすことではなく、その知識を組み合わせたり、活用することによって、「知恵」に化学反応させる事ができれば最高である。そして「分かる」人から「できる」人になれば、文句なしである。まず、分かる人になりたい。どこが分からないか?分からない事が分かる事は、分かるための第一歩である。