2010-11-28

M-net 2010-11-28

GMC15期スタート

経営リーダーを育成する私塾GMC(Global Management College)の第15期が27日、スタートした。
武漢を中心に、中国全土の上位大学から優秀な学生を集め、アジアで活躍できるリーダー人財としての教育を行っている。
ここ最近、中国人幹部や大学新卒など、優秀な中国人人財を採用したいという企業が急増している。GMCへの期待も大きい。


人を巻き込む力

今、ある大型のSプロジェクトを進めているが、リーダーや担当者がすごい。何がすごいかというと、
1.『事前情報力』 … プロジェクトを円滑に進めるために、必要な情報を事前に収集している。ひとつだけでなく複数の候補を用意し、相手が比較検討しやすいようきちんと整理してある。
2.『プレゼン力』 … 相手に“伝わる”プレゼンができる。言葉だけでなく、相手が分かりやすい資料やデータを用意し、納得させる力がある。
3.『課題提案力』 … これらの事前準備の中には、“見えない課題”への対処も含まれている。プロジェクトを進めていく途中で何が問題になるかを予測し、どう対処したらいいかまで考えられている。それも、相手目線で、ポイントを絶対に外さない。
そして、何より素晴らしいのは『情熱』である。「このプロジェクトをどうしても成功させるんだ」というリーダーの情熱を、いたるところでビシビシと感じる。スピードある行動、あらゆる可能性を考え、前もって手配する実行力、そして相手に気持ちを伝えたいがための熱のこもった言葉…。
まさに『人の心を動かす力』を持ってプロジェクトをぐいぐい引っ張ってくれている。

日中の違い

日本で5年間生活し、最近中国へ帰国したL君に「日本と中国の一番大きな違いは何ですか?」と聞いてみた。
曰く、「日本はきれいで整然としているが、活力がない。中国はごちゃごちゃしているが、活気にあふれている」。
ひとつの国で育つと、その国しか知らないままであるが、日本と中国という異なる二つの国で暮らすことによって、視野が広がり、多様な価値観を実感できる。
これからますます、お金やモノ、ビジネスや人の流れに国境がなくなり、アジアは一体化していくだろう。広い視野を持ってそれぞれの国の良いところを組み合わせ、新しいモノを生み出すことができればベストである。