2010-10-08

M-net 2010-10-08

敵は内に

仕事が非常に多すぎ、対応のできないA営業所。
仕事が少なくて苦労しているB営業所。
どちらも、社会の変化、デフレ、不景気…など、原因や理由を外に持っていく。
たしかに外部要因もあると思うが、本当の原因は社内や当事者など内部にあると思う。
環境や状況はドンドン変化していくのが常であるし、待ってくれない。
柔軟な発想や多角的事業展開、幅広いネットワークなど日頃から準備し備えておかなければ急な対応は不可能である。
「仕事が増えるだろう」とか、「今後仕事が厳しくなりそうだ」とか、大まかな見通しは立っていると思う。“準備不足に勝者なし”とはよく言うが、まさにこのとおりだと思う。
現場責任者が対応不十分な時は、上司や全体を見ているリーダーが適切な指導を行うことが何よりも大切である。現場責任者が目先の対応だけで動いていると、いつまでたってもその状況を抜け出せない。
モノは考えようで、「仕事がないよりは仕事が多いほうがいい」と考えればいい。
仕事が少ない時は「やり方が時代に合っていない…」「どうやるかより何をするか?で業種転換を求められている…」 言葉では言ってくれないが、現象はすべてを表している。
嘆いている暇はない。現実を直視し、自分だけではどうしようもない時もある。まわりや上司、ネットワークを活用し総力をあげて道を拓いていこう。そして、その苦難を乗り越えた時、人はひとまわり大きく成長している。
リーダーは常に今だけを見るのではなく、全体やちょっと先を考えて行動し、部下や仲間たちをひっぱっていかなければならない。激動する今こそリーダーの能力、力量が求められている。自らを高め(量・質ともに)、全天候(雨でも雪でも、曇でも、晴天でも対応できる)型をめざしてほしい。


人生に年齢は関係ない

私の知人のKさんが、個展を開いた。
以前お世話になり、案内のハガキをいただいたので、スケジュールの合間をぬって、Kさんの絵を見せていただいた。
すべての絵は生き生きとして年齢を感じさせない。
73歳で絵の勉強をはじめ、80歳の今、7年間の成果を発表したのである。
お会いしても若々しく、とても80歳には見えない。「お若いですネ」と話した時、「すぐに化けの皮がはげますよ」と笑っていた。
「好きなことをしていると時間の経つのも忘れ、毎日が楽しいです…」。 自ら目標を持ち、挑戦するKさんにとって、年齢は関係ないように見える。いくつになっても「興味や関心」を持ち続ける人生を送りたい。