2010-06-18

M-net 2010-06-18

筋肉とぜい肉

知識“と“行動”は、“食事”と“運動”に似ている。
人は誰でも食事をとるが、食事の量に対して運動量が少ないと食べたものが消化されず、ぜい肉となって太ってしまう。
知識もまったく同じである。本を読んだり、人の話を聞いたりして新しい知識を得ても、その後自分で実際に行動してみなければ、その知識はただ溜め込まれていくだけである。
今まで得た知識や学びを、どれだけ消化(実践)しているだろうか?
人の話からヒントを得たら、まずは素直にやってみることである。
知識を得ることと、実践すること、ふたつの行動で初めて本当の血肉となって実力が養われるのである。
「良い話だった」でいつも終わらせてしまっては、知識のぜい肉だけが溜まって頭でっかちになり、いざという時に動けない。


植物工場

“食“に対する安全意識が日々高まっている。
無農薬・有機栽培・・・そんな“安全”な野菜を、工場で生産する時代がやってきている。専用の照明を使用し、種まきから出荷まですべての過程は工場内で行なわれる。
この工場を中国でも展開したいという相談を受け、現在、調査・準備をおこなっている。生産は天候に左右されず、品質・量ともに安定した供給が保証される上、土壌汚染や農薬の心配もいらない。日本以上に食への安全に敏感になっている中国で、今まさに求められているものだろう。


「YES」 か 「NO」 か

先日、日本を代表する有名企業の社長と、一緒に進めているプロジェクトの件について話をした。
担当の方は細かい条件ばかりを連ね、話が一向に進まない。
そこで私は、相手の社長に一言、「やりますか、それともやらないですか?」。
誰かと一緒に物事に取り組むときは、まず “YESNO”、つまりやるかやらないかをはっきりさせて、そこからスタートする。やるならできる方法を、やらないなら別の方法を考えなければならない。
諸条件から考えていては、いつまでたってもゴールまで辿り着けない。
先程の話に戻ると、相手方の社長の答えは「YES」であった。
担当者が掲げた条件も、できる方向へばばっと柔軟に変更し、瞬く間に話がまとまってしまった。
やはりどこの会社もトップは決断が早い。そしてゴール(方向)が決まればあとはスムーズに物事が運んでいく。