2010-05-18

M-net 2010-05-18

「中国ビジネス 虎の巻」

私が初めて中国を訪れてから、35年が経つ。
その経験をまとめた本が、昨日完成した。
時代の激しい変化に柔軟に対応できるよう、小さな冊子の形である。
私と中国とのつきあいは文化交流から始まり、住宅関連のビジネス、そして人づくりを中心とした現在のソリューションビジネスに至るまで、実にさまざまな出来事を体験してきた。その体験から得たものをまとめたのが今回の小冊子である。
世界の中心が中国・アジアへと移り行く時代に、私の経験が少しでも役に立てば幸いである。


勉強方法

“勉強”というと、いろいろな本を買ったり読んだりする事だと考える人が多い。
それもひとつの勉強方法ではあるが、以下のふたつの勉強方法を組み合わせるとベストである。
A.幅を広げる勉強 … 世の中全体の動きを幅広く知る勉強 (新聞、本、インターネット…)
B.専門的な勉強 … マトを絞って、掘り下げる勉強
たとえば、ソーラーパネルについて、老人ホームについて、中国について…専門書や同じ分野の本を数冊続けて読んでみたり、パンフレットを集め、インターネットでも情報を収集する。興味や好奇心を持ってひとつの事を深く学んでいく事で、頭の“引き出し”が増えていく。
こうして週にひとつテーマを決めて勉強していけば、1年間に50個の引き出しができあがる。2年続ければ100になる。専門的な引き出しが100あれば最高である。100の引き出しを掛け合わせれば、100×100=10,000ものアイディアが生まれる。


成功の源

新しい事業に取り組んでもなかなか見通しが立たず、成果が出にくい場合がある。
そんな時、挑戦を成功へ導く3つの“源”がある。
1.“好き”・“信じる”
2.最終到達点のイメージ
3.とことんやり抜く
1.まずは、自分の取り組んでいる事を心から好きになる。信じる心がすべての源である。
2.自分が目指すゴールを思い描く事ができるかどうか。目標が明確であればあるほど、モチベーションを維持できる。また、多少の困難に遭遇しても、大きくブレることはない。
3.最後のポイントはとことん実践する事である。ただ“やる”ではなく、“やり抜く”である。
挑戦には失敗がつきものである。1、2回やったくらいでやめてしまっては、挑戦とは言いがたい。成功したいのなら、せめて5回、10回、20回はあきらめないつもりでやり続ける事。必ず道は拓ける。