2010-02-18

M-net 2010-02-18

資料

資料は“作る”ものではなく、“使う”ものである。
毎晩遅くまでかかってプレゼン資料を作成していたA君であったが、肝心の結果を聞いてみたところ、「ダメでした・・・」との事。
時間をかけて作成した資料も、思うような結果が伴わず、「頑張りました」だけで終わってしまっているようでは絵にならない。資料は活用し、結果を出してこそ意味がある。
パソコンの前に座っていれば、まわりには仕事をしているように見えるし、長い時間を費やしていると自分がとても頑張っているような気になる。
しかし、実際の結果はどうだろう? “作って満足”という事になってはいないか、本来の目的に立ち返ってもう一度考えてみてほしい。


“or”から“and”へ

「海と山、どちらに行きたいですか?」
あなたなら、この質問にどう答えますか?
「白か赤か」「やるかやらないか」といった選択問題に直面した時、たいていの場合、“どちらか(or)”に決めようとしがちである。しかし、チョット見方を変えて、“どちらも(and)”という選択はどうだろうか?
たとえば、「やる/やらない」から「ここまではやってみる」へ。「白/赤」から「ピンク」へ。そして「海/山」から「海も山も」へ。
混迷とした世の中においては、ひとつだけを選び他を捨ててしまう二者択一の “or” の考え方ではなく、両方を活かす “and” という考え方が必要である。



いつもタイミングを逃し、失敗ばかりしているD君がいる。何をするにも時間ギリギリで、先日も朝7時半までに提出する事になっていたレポートが間に合わず、予定が狂ってしまった。
「運も実力のうち」とはよく言うが、私は“Something Great”という言葉を使っている。猛烈に頑張っている人や勢いのある人には不思議な力(Something Greatが働いて、なぜか何でもうまくいくような気がする。
では、この幸運の女神を振り向かせるには、どうしたらいいのだろうか?
ポイントは“スピード”であると思う。
チャンスは待ってくれない。その場その場でどんどんこなしていかないと、せっかくのチャンスをみすみす逃してしまう。「あとでやろう…」と思って、物事を先延ばししているようではダメである。
スピードのある人、つまり “時を味方につける人” がいい流れを呼びおこし、その人だけでなく周囲の運気まで上げていく。
全体の流れが良くない方へ向かっている時は、自らその流れを変える力が必要である。普段から“運”のある人と付き合いたい。