2009-04-08

M-net 2009-04-08

2009年入社式

4月1日、第40期の入社式が行われ、新しく8名の学卒新入社員が入社した。
若い彼らに「柔らかい発想」と「挑戦力」を期待している。そして、「なぜ」より「いかに」を考えて行動してほしい。


逆転の発想

厳しい今の時代、普通の企業は教育や人づくりというものを後回しにし、まず受注、利益を優先する。しかし、本当は今こそ教育が大事なのだと思う。特に教育の「育」、つまり「育てる」事だ。
我が社はあえて4月より「T.M.実践教育部」を新しくスタートさせた。Technology (技術)とManagement(管理)の両方を実践教育する部門である。
今、この時代こそ人づくりであり、「行動することによってのみ人は大きく育つ」と信じている。教育と実践が求められている。


感謝の行動

先日ある大きな調査をするために、中国から社員のZ君とL君がやってきた。
様々な調査を終え、彼らは帰国する前にお世話になった方々に手紙を書いていた。「チャンスを与えてくださり、ありがとうございました。」英語と日本語で書かれた手紙であった。
突然の手紙に受取った人は驚き、「すごい人材だ。」と感激していた。
感謝の気持ちだけ持っていても相手には伝わらない。やはり思う事でなく行動することだ。
まずチャンスを与えて下さった方に感謝し、それに気付き、実際に何か行動する事である。
感謝の行動こそ、次のチャンスにつながる。


新規事業

某有名国立大学のT教授が私のところにある相談にやってきた。
すごく良い新製品を作ったのだがなかなか売れない、「どうすれば売れるようになるか?」という内容であった。私はそこで3つのポイントを話した。

1.生産者の発想から消費者側の発想に変える。ユーザー目線の商品づくりが基本である。

2.商品を売るために、夢中(バカ)になれる人が1人必要である。例えば八角形住宅の際は、私自身が夢中となり、商品を信じ情熱をもって日本全国を歩いた。こだわりを持つ人の必要性。

3.製品と商品の違いは、工場で作ったものは「製品」。売れるものを作ってこそ「商品」である。
特に新規事業や新しい事をやる時「ユーザー目線」「夢中になれる人(情熱がある人)」「商品づくり」の3点が欠かせない。
T教授は納得してお帰りになったが、新しい事をやるにはいずれにしてもエネルギーがいる。