2009-02-18

M-net 2009-02-18

基礎力

基礎力のある人とない人ではドンドン差が開いてくる。
基礎力とは何であるか?

① 人の話を正しく聞く。 自分勝手や都合の良い所だけを聞くのではない。
② 事実や動きを正しく見る。 固定概念や今までの経験に頼らない素直な見方。
③ 単純な計算が正しくできる。 むずかしい計算ではない。【+、-、×、÷】の加減乗除である。
④ 話す。 むずかしい話をするのではなく、自分の思いや考え、まとめを相手に分かりやすく伝える。話が十分でない人は、次の『書く』で代弁してもいい。
⑤ 書く。 余分なものを捨て簡単にまとめてA4用紙1枚に。文字、絵、マンガ、何でもOKだ。書かせてみるとその人が分かる。

この『聞く』 『見る』 『計算』 『話す』 『書く』ができる人は何をしてもスピードが早く、ミスも少ない。
しかし、この5つの1つでも欠けているとスタートからつまづき、ミスの連続となってしまう。
聞くは耳であり、見るは目である。どちらも2つずつある。
計算は、頭というより、全体を測るバランスのような気がする。
話す書くはコミュニケーションであり、は一つであるので多弁は不要である。又、書くはまとめる力である。
ミスの多い人、成長の遅い人はこの5つのどれかが大きく欠落している。
早く気づきそれを補うことである。
成長の早い人はもっと目標を高め、新しい事やむずかしいと思われる事に挑戦して自らを高め、人や企業や社会の為に役立つ人となって欲しい。
激動する今の社会にあって、改めて基礎力のある人と無い人の格差が非常に大きく出ている。
むずかしい事はさておき、もう一度 『聞く・見る・計算・話す・書く』 を見直したい。


今求められる人 … 関わりを見つける人

記憶力がある人ではない。
損得や計算の早い人でもない。
Aさんは 「関わり」 を見つけられる人である。1つの事柄を1つで終えるのが通常である。この1つの事を、次の1つと、あるいは以前の1つと関わらせる事ができる人である。新しいビジネスを創り出し、新しいビジネスチャンスを生み出している。
企画という仕事はまさにこれである。遊びと紙一重である。何をしても結果が出なければ遊びとなってしまう。この一見遊びと見えるものを形にしていく事が求められ、「関わり」を見つけ、発展させていく事が企画の本懐である。
100年に1度の今回の不況は、今までの経験や知識だけではどうしようもない…。
新しいものを創造したり、A・B、あるいはA・B・Cを組み合わせていく能力が求められている。
自分の周りを見て何か関わりを見出せたら素晴らしい。あまり臆病にならずに、Aさんのように何か関わりを見つけて挑戦していきたい。