2008-10-18

M-net 2008-10-18

自立

 中国武漢にコンピューターグラフィック(CG)センターがある。日本からのCGの依頼を一手に受注して図面を作成している。40人位の人と40台のパソコンが動いている。
ここの責任者であるM君の提案で学生工作室を作ったとの事で、実際にどんな風にやっているか見に行った。市内から車で30分、郊外の田舎である。大学城と言い、色々な学校・大学が一ヶ所に集
っている。その立派なビルの一室で、7人の学生がパソコンを動かしている。
 ビックリした事が2つ。
①ビルの部屋代は学生達がすべて負担。
②パソコンも各個人のものを持ってきている。
1人1日に3棟、7人で21棟を作成するという。仕事の増減に柔軟に対応
する為の全く新しい試みである。
 帰り際、何も手土産がなかったので少しお金を渡し皆で食事でもと思い、総責任者のQ君に話した所、「止めて下さい。自立が出来ないので…」との事。改めて自立とはこう言う事なのかと考えさせられた。
帰りの車の中で、CG責任者のM君に「素晴らしい企画だ。何か要望はありますか?」と
質問した所、「私はGMCで育てて頂き、その上CG責任者という
チャンスを頂いて、感謝しています。それで十分です…」 100点満点の答えである。彼もまた自立している。
素晴らしいGMCのリーダーが又1人育っている。嬉しい限りである。


就職前訓練 (職前訓練)

 同じ中国武漢にある当社武漢事務所で、就職前訓練を行っている。
①費用は無料で、マナー・考え方・仕事の仕方などを教えている。      
②毎週土曜日18:00~20:30の2時間30分。期間は1ヶ月で4回。
③今回は第28回目で応募者300名、2回の面接で20名に。欠席者はゼロ。
④彼らに教育のチャンスを与え、当社としては人的ネットワーク作りに役立っている。
 「人づくりの南富士」が海外でも定着している。