2007-11-08

M-net 2007-11-08

同窓会

今から2年前中国浙江省で日系企業O社の再建をした。
労働者のストライキや労働問題が多発して、安定した企業経営が出来る状態でなかった。日本のオーナーからの依頼で工場を見せて頂き、日本人総経理に問題がある事が分かり、経営者派遣と言う事になった。GMCの第一期生Z君を、学生でありながら現地副総経理として経営を一任させて頂いた。そして日本人総経理は日本に帰って頂いた。
経営全般から経理(お金)、営業(日系企業向け)まで一切を請け負った。そこで3人の人材を投入し、経営再建に取り組み、無事に経営再建が完了した。

■Z君(武漢大学管理学院4年生。GMC第一期生)――― 経営全般、労務管理
■M君(日本大学国際関係学部3年生)――― 営業責任者
■M君(当社南富士産業総務)――― 資産、管理責任者

3人が協力し、悪戦苦闘の末、トラブルの多い日系企業O社を利益が出て、労使一体企業に変革させ、今年の3月に、日本人二人のM君は任務完了で帰国した。
8ヶ月ぶりにZ君、M君、M君の3人が日本で再会した。Z君はO社の副総経理(総経理不在で実質トップ)。M君は今早稲田大学の大学院で学んでいる。もう一人のM君は家庭の事情で、実家の石川県に戻っている。
笑顔と明るい話題の3人の同窓会を見守っていた私も、歴史を作った、ドラマのある人生はすばらしいと身近にその姿を見た。


問題発生と対応力

様々な問題が毎日起きているが、対応の仕方でその差は大きい。

■S君 事前に問題を予測し、準備をし、対応できる。日頃から全体仕事の流れをつかみ、何が、どこが問題か?ポイントをつかんでいる。
■P君 問題が起きると、気づきバタバタと対応する。日頃から目先の事だけに追われている。処理業務中心で創造業務はない。
■W君 問題が発生しても自ら気づかず、人に言われて初めて気づく。指示で言われた事だけを毎日やっている。気づく、考える事を何もしない、出来なくなっている。
■D君 問題が発生しても、自分には関係なし。他人のせいにする。常に自己中心で、言い訳が多い。理屈中心で行動しない

S君のようになる為には、まず「問題意識」(どこが問題、何が悪いか)を持ち、この仕事の最終目標は何か、今の仕事の前段階はどうなっていたか、次の人への仕事はどうしたらいいかなど、仕事を1つのポイントで見るのではなく、「仕事を流れ」として見ると様々な事が見えてくる。