2004-12-08

M-net 2004-12-08

縦軸「人づくり」、横軸「中国」

 Hさんと話した時、杉山さんは『縦軸に一本人づくりが通っていて』、『横軸に中国が幅広く広がっている』と話の中で大変分かりやすく見出しをつけて頂いた。Hさんはジャーナリストである。
 今まで私は、人づくりは社員、職人、学生と段階的に、日本だけでなく中国でも一番難しい人材育成を大学と組み授業やインターンシップ(中国では学生創業工作室)など幅広くやってきた。
 複雑で分かりにくいビジネスや業務を「タテ軸とヨコ軸」で分析・分類すると、シンプルで分かりやすく、自分自身もなるほどと納得した。

 人を納得させたり、理解させる方法に、
1. 本質(いつも変わらない)と現象(常に変化している)
2. マインドマップ(地図)…どんどん広げていく
3. すべての登場人物をピックアップして1つの物語、舞台として表す。

そして縦軸、横軸で表現する。
様々な方法がある。必要に応じて使ってみるとなかなか面白い。


勝負はまずは行動差

 知人のUさんが私にすべき連絡を忘れ、私はある会に参加する事が出来なかった。
 二日後にTelが入り、「なぜ参加して頂けなかったのか?」…
 連絡を頂かなければ参加しようがない旨をお話した。
 Uさんは大変恐縮し、すみません、すみませんの連発。「今夜でも謝りに行きます…。」
 翌日Uさんの友人Oさんが当社に来社し、Uさんの代わりに謝りに来た。
 Oさんは「私のミスです。勘弁して下さい…」
 私は多忙の為、その事をあまり気にしていなかったのが本当の所である。
 15分位話をしてOさんは帰った。Oさんが帰って何かすがすがしさが私の心に残った。
 言葉だけのUさん。
 すぐ行動に移すOさん。
 この違いはあまりに大きく、改めて行動の重要性を思い知った。

 失敗が問題ではなく、失敗をチャンスと活かして実行する人が、人から尊敬され周りをファンとしていく。一方、言っている事や考えている事とやっている事が大きく違っている人には、幻滅を感じ、人が離れていってしまう。
 この繰り返しが大差となって表れてくる。勝負や競争なら勝ちと負けとなってしまう。