2004-07-18

M-net 2004-07-18

長野時間

 長野県のS市で講演会を依頼され、ビックリした事がある。
 17:30スタート、講演17:45より、との連絡が文章で来ていたので、17:30の1時間前、つまり16:30に会場に着き、待っていた。担当者は来ていた。控室で担当者と雑談をしていたが、17:30になっても講演が始まる気配が無い。私が担当者に「会場の準備があると思いますので、どうぞ準備して下さい」と言うと担当者は会場に向かった。
 しかし18:00になっても、18:30になっても控室に私を呼びに来ない。どうなっているのだろう?…やっと「今から始めますので」と言われた時には、時間は19:00近い。
 長く疲れた2時間30分であった。もっとビックリしたのは、これだけ遅れても担当者も責任者も「遅れてすみません」が一言もない…。あいた口がふさがらない。
 国際化時代であり、スピード(時間)の時代であるのに…。もしかしてこれは「長野時間」であったのか?


Yes, but

 あるグループから、「南富士産業の仮社員となり企画提案をするので、それに対して「Yes,but」で答えて欲しい」と言う依頼があった。何が出てくるか、チョット不安もあったが受けた。
 企画内容は、「「蔵」を改装してレストランを作りたい。資金2700万円が必要。客単価は昼食(ランチ)は1,500円、夕食(ディナー)は4,000円の計算で、地元客中心の運営」との事。
 基本的にはOK(yes)。しかしやり方について条件(but)を述べる。

1. 資金2700万円について。うまくいくかどうか分からないので、銀行借入でなく、私も100万出資するので、1人100万ずつの出資で27人を集める。自分でお金を出した店(レストラン)ならば、友人やお客様を連れて来てくれる。
2. ランチ1,500円は良いとしても、ディナー4,000円は高すぎるので、お酒も含めて1人3,000円以内に設定。この企画では、消費者側の発想でなく、生産者側の発想である。
3. 月~金は地元客中心で考え、この運営方法は地元大学生と組んで提案をして頂く。土日、ウィークエンドは首都圏の30歳前後の女性を対象にし、その企画運営は、首都圏に住んでいるか働いている30歳前後の女性を10名くらい地元に呼び、どんなレストランで、どんな食材で、どんな雰囲気で…などを提案して頂く。10名の女性は私が選んでも良いです。レストランづくりに自分達も参加する事で将来の見込み客や宣伝ウーマンとなって頂ける。

こんな「Yes,but」を発言し、この会と企画は大盛況であった。
最後に私が「企画だけでなく、実際に実行してみなさいよ。私も協力します」と結んで終了。