2004-02-18

M-net 2004-02-18

MBA主任教授

 中国のトップ大学である上海の復旦大学のMBA主任教授、Sさんと会った。
 S教授は私のM-netの中国版(中国名「頭脳活化」)を見るなり、

・ このM-net(頭の活性化マガジン)は短編で分かりやすい。
今の学生は長い文章はなかなかとっつきにくいが、この文章は読みやすくポイントをつかんでいる。これをMBAの授業に使いたいがOKですか?
・ このM-netを本として出版しませんか?素晴らしい経営管理の本になる。

 この他に企業幹部紹介の件や人材育成ビジネス、ビジネススクールの件など45分話した。話を短時間で理解し、即具体的提案が出てくる。さすがMBAの主任教授である。勿論本の活用と出版はOKした。ちなみに中国には約1000の大学があり、同世代の6%位が大学に進学している。この復旦大学は中国に於ける文系のNo.1大学でもある。

 S教授に依頼していた「経営が分かり、日本語の出来る人材紹介」の件で二日後にTelが入った。「出来る人材を紹介します」との事。実にスピーディーである。勿論こちら側(南富士)に事業の発展性や企業としての成長の可能性など魅力がなければ、話だけに終わってしまう。
 これから復旦大学やこのS教授とも仕事が出来る事は、中国ビジネスにとって非常に楽しみである。


春の大学、輝の短大

 同じ大学の本科(四年制)と別科(短大)で講演をした。上海のK大学でと言う有名大学である。
 大学の本科生はチャンスもいっぱいあり、私の講義も数多くの外部講師の中の一つである。学生達は春のように穏やかに講義を聞いている。目は閉じたり、開いていてもウツロである。

 一方、同じ大学でも短大はチャンスも少なく、学部の学生に負けたくないと言う気持ちもいっぱい持っており、私の講義も最大のチャンスとばかりと目を輝かせて話を聞いている。質問も多くあり、雰囲気が全然違い、狭い教室に活気がみなぎっている。学歴ではなくこんな中から素質の良い学生を見つけ、チャンスを与え、人を育てていきたいと思った。

 環境も良く、チャンスも多い事は決して悪い事ではないが、これに甘えてしまってはダメである。環境が厳しく、チャンスも少ない、一見大変に見える中でも一芸を持ち、それを磨き、一専多能な人間として成長していく人生も又、有意義であると思う。
 まったく同じ様な話をしたのに二つの学部の学生を見ていて、目の輝いている人とそうでない人の差が大きい。目は口以上にその人を表現している。