2003-02-28

M-net 2003-02-28

頼もしい学生 (MFCS Minami Fuji Challenge Ship)

 MFCSと言う当社独特のインターシップ(学生の入社前研修)制度がある。
 来春採用予定者で、今大学3年生が対象である。
 学生時代のラスト1年間、実務の勉強で実力を養う事が目的である。今年は明治大学の学生、土屋君が八王子センターで1年間研修を行った。

①今回、A君(理系)を決定した。納得し、うなずく事が2つあった。
1. まず面接前に私の著書6冊を図書館で借り、全体に目を通し、1冊を読んできた。発想と行動力に感心。
2. 面接時に、「MFCSはまず気づき、次に具体的に計画を立て、実行し、結果を出す事であり、これを繰り返し行い、習慣化する事である。つまり机上の勉強でなく、実践の勉強である」と話した。翌日現場を案内する事で帰宅させた。さて翌日の朝、自分の計画書(前期と後期)をパソコンで打ち、夏休み前が勝負であるので2月24日(月)よりスタートしたいとの事。人間誰でも言葉では話し、頭では考えるが、これを紙に書き込み相手にも分かりやすく提案(企画)書として出せるのは立派である。それも24時間以内に。
 A君の成長と、成果の出る事を願っている。
 A君と共に当社の担当者が彼を理解し、教育(共に夢を語り)、指導(自信をつけ、長所を伸ばす)し、大きく成長する事が出来れば何も言う事がない。

②同じくMFCSでB君(文系)を決定した。同じくうなずく事がいくつかあった。
1. まず声が大きくハキハキ(声楽の勉強をしたとの事)。ビックリする声である。
2. 常にデジカメを持ち、即キャッチ。
3. 必ず話し中にメモを取り、確認をする。
4. 指示が無くても自ら計画を立て、ドンドン行動する。
まだ結果は出ていないが、楽しみである。

人間は自らの体験や体感によって大きく成長していく。そして様々な経験によって1まわりも2まわりも大きくなる。学生時代、学生と言う1本の道とインターシップと言う社会人としての道とを同時複数試行である。
指示される事が多い今の社会で、自ら考えて行動する人材を1人でも育てたいと願い、4年前よりやっている。一専多能(1つの専門と、多くの能力を持った)なリーダーを育てる為に、今年度(2003年度)は2人だけでなく多くの若い学生にチャンスを与えたいと考えている。