2002-01-18

M-net 2002-01-18

500万円あったら、あなたは何を買うか?

 ある経営者の話。少し金を持っていた。この資金だけでは何も出来ないので、不足分は銀行より借入をして土地を買った(自分の土地、住宅は以前より所有)。今デフレで物(土地や株は特に)はドンドン下がって行く時代である。所有から使用、活用の時代である。
 私ならこの500万円を人材の育成や、勉強する為の資金、あるいはノウハウ、知恵などのソフトに投資すると話をしたら、本人はまったく今考えるとバカな事をした…と話していた。
 今さら間に合わないが、お金や時間の使い方一つで結果や将来が大きく違ってくる。
 あなたなら50万円あったらこれを何に使いますか?500万円あったら何に投資しますか?


「目先」人間

 よく注意を受けるS君がいる。毎日早朝より夜遅くまで仕事を頑張ってはいるが…。チョット客観的に見ると、目の前の仕事のみを処理しており、重要な事や大切な事はあまり頭に入っていない。ましてや相手の立場や次工程(これをやったら次の人はどうなるか)などは考えられない。注意を受けると自分のレベルの低さを実感し、その時は分かった様な顔と態度をするが、又繰り返す。

 なぜかと考えた時、
1.表面的なものを見て、それを事実と思い、
  その事のみに集中して周りの事など考えない。
2.固定概念が強く柔軟性はゼロに近い。
3.自分の役割を勘違いしている。
4.いつも周りや上司、お客様から指示されて動いている。
  自分で考えるトレーニングが出来ていない。
5.逃げ場がいっぱいあり、理由をつけ原因は自分以外。
6.その他…

 あきらめないで教育をしたり、注意をしているが…。1日も早い自らの気づき、そして全体を見てや最終目標を考えての思考(行)を期待している。


始末書

 あなたは入社以来、何枚の始末書を書きましたか?始末書の枚数と人間の成長は比例しているように思う。行動しなければ失敗は無である。行動して、結果として失敗したら始末書を書く。反省し、問題点をあげ、次回の対策を立てて、頭の中で思う(1回)だけでなく書く(2回)と言う行動で、この失敗を身に付けていく。
 書く事によって、まとめる力、不要なものは捨てる力などがついてくる。計画を立て、思い切って行動し、結果がダメなら始末書を書く。
 始末書とは、始めの末(終わり)である。二度と同じ失敗はありません、という事である。