2017-12-18

M-net 2017-12-18


他人の見る目

 魅力的な2人の方とお会いした。

 1人は、中央官庁の幹部Kさん。話の中でビックリして目を輝かせてくれた事が3つ。
 ①「知的資産経営報告書」を見て。
  企業活動の結果は貸借対照表と損益計算書を作成するのが一般的であるが、南富士では4年前から「知的資産経営報告書」を作成している。目に見えないソフトや知恵、ネットワークなど…。
  作成して初めて非常に高い評価を得た。この報告書は、ハードからソフトの時代の最先端を行っている…。
 ②「Roof Meister School」について。
  社会の弱者(引きこもり等)を、再チャレンジシップとして「募集―教育―研修―実践」を通して社会復帰させ、実際に南富士で仕事をさせている。それを実証している…。すごい尊敬しますとの事。
 ③高齢化社会の今、経営者も高齢化し事業継承に悩み、良い後継がいなければ廃業となる。
  その数が非常に多く、今社会問題となっている。この後継経営者にベトナムの若き頭脳
  「GMC」を使ってみては?という提案をする。オーナーは株を所有し、経
  営はGMCに任す。心配なら経営チェックに南富士が入りま
  す…。グローバル化の一歩先を行っているとの事…。
 3つとも、理論でなく実践であり、実例もあり、Kさんは納得しこれから全面協力を約束してくれた。

 もう1人は、今非常に有名な人で、藤原和博さんである。
東大を出てリクルートに入社し、幹部を経験、現在は公募で奈良県の奈良市立一条高等学校の校長をしている。『10年後、君に仕事はあるのか』という本を出版し、非常に売れているとの事。名刺交換をした時、彼は名刺を持っていなかった。私の名刺を見るなり「屋根工事日本一」はすごいと3回も言ってくれた。なぜ屋根工事なんですか…?色々なことで日本一はあるが、職人を使った日本一の屋根工事は格段にすばらしい…。
 今、50億人が世界とスマホ(携帯電話)で繋がっている。ITAI化が進む中で、手に技術を持って仕事を行う500人の職人さんをネットワーク化している日本一の屋根工事は、自信を持ち誇りに思っていいと実感した。

 初対面の人に南富士を知って頂くにはいつも大変苦労しているが、1ポイントで理解して頂けると、話もはずみ、さまざまな可能性が広がっていく。人生は出会いであり、コミュニケーションは話すことでなく、聞く力であると2人から学ばせて頂いた。2つの事例から分かるように、初対面の短い時間の中で、相手の本質をつかむことが出来る人となりたい。