2016-07-08

M-net 2016-07-08

トップの見識
 久しぶりにインドネシアから3人のお客様が見えた。ダルマプルサダ大学 運営母体のムラティ・サクラ財団の副会長ヘル・サントソ氏。大学の副学長 モハマッド・ショリヒン氏。大学の宇田先生。目的は奨学金のお礼とお詫び。副会長のヘル・サントソ氏は日本の大手P社とインドネシアのゴーベル財閥との合弁企業P社の副社長であり、51年の合弁実績がある。
 今インドネシアの住関連では「住宅の雨漏り」が非常に大きな問題で、「南富士の力を借りて新しい事業に挑戦したい…。自身の住宅もすごい雨漏りで大変困っている。どんなに立派な商品でも施工でミスをすればダメだ」との事。太陽の降り注ぐ南国ではスマートエネルギー(ソーラー)も期待はあるが、同じく施工不良でうまく行っていない。ぜひ南富士の技術指導や職人育成とタイアップして行きたいとの事であった。
 奨学金の話よりビジネスの話がドンドン進んでいく。「今月の7月28日、ダルマプルサダ大学30周年式典(日本の福田元首相も参加)に参加頂き、翌日にゴーベルのトップと会って頂きたい…。」
 大学で30周年の見直しをしたところ、南富士の活動を発見し「これ程すばらしいプロジェクトがなぜストップしたのか?」と経緯を整理し「大学としてお詫びとお礼に行かねば…」と来社。もう1つ、南富士は「日本一の屋根工事会社」と知り協力の可能性も期待していたそう。
 奨学金の種まきがインドネシアで大きく花咲くかも…。世界で共通する「人づくり」と「日本一の外装工事、技術力」は南富士の核であり、日本、アジアの核であると確信した。こういう事に気づくトップヘル・サントソ氏の見識に謝意を表したい。

八角形住宅
 うれしい手紙が届いた。八角形住宅を平成11年(今から17年前)に建てて頂いたお客様M・Kさんより。それも地元静岡でなく遠く離れた奈良県から。
 『私は貴著「住宅革命」を読み、「八角形住宅」にこそ理想の住宅を追及していると考え、平成11年に建築させて頂きましたひとりでございます。この度の熊本地震での家屋の被害、崩壊状況を見て、その思いは一層強くなりました。そして、その先見性に感服すると同時に今こそこの「八角形住宅の真価」を一人でも多くの人に発信し、避けることのできない自然災害に立ち向かうべきだと考えます。先ずは感想を申し述べ、貴社の益々のご発展をお祈り致します。
 ※過日、建物チェック&サポートサービスを受けましたが、結果は良好でした。貴殿にもご報告申し上げます。』
 「ハイクラス」で「ローコスト」しかも「地震に強い」住宅を日本と世界に広めようと、32年前に「八角形住宅」をスタートした初心を改めて思い出した。M・Kさんに感謝です。