2012-01-28

M-net 2012-01-28

継続すれば本質にたどり着く
 M-netを書き始めたのは2000年2月8日、今回で丸12年間続けたことになる。思えば中国も37年、GMCも7年、継続している。もちろん、これまでの道は決して平坦なものではなく、良いことも悪いこともあり、途中でやめようかと思い悩むこともたくさんあった。
 だが、あきらめずに続けたからこそ知り得た本質は、何事にも勝る自分だけの財産である。こと中国に関しては、その道のプロとして多くの皆様が認めてくださるようになった。M-net、中国、GMCだけでない。読書習慣、気づきレポート、早起き、料理… 人それぞれ入口は違えど、継続することで本質にたどり着き、本当の力となる。

“就師”の時代
 昨今、日本でも中国でも、大学生の就職状況が厳しい。そんな中で求められるのは、“仕事”を探すことでなく、人生の“師”を探すことではないだろうか?人の人生をつくる3つの師とは、「両親」、「先生」そして「職場の上司」である。良い師との出会いが、人生を変えていく。
 特に大学生や専門学校の学生にとって初めての社会経験の場となる職場は、後の人生の価値観を築く大切な一歩である。 「どんな生き方をしたらいいのか?」 「どの道に進むのがベストか?」「この人のもとで働きたい!」 そんな、“就師”の時代がやってきている。

サムスンに学ぶ
 先日、経済ジャーナリストの片山修さんとお話させていただく機会があった。片山さんはホンダやソニー、パナソニックといったさまざまな大企業の現場を数多く取材し、日本だけでなく中国、韓国でもたくさんの著書を発行されている。鋭い視点で本質をついたお話に大変感銘を受けた。片山さんの最新著書「サムスンの戦略的マネジメント」に、サムスンの強さの秘訣がある。15年前に韓国がデフォルトという国家の危機に陥った時、サムスンがとった行動は…
1.Change (妻と子供以外すべてChange)
2.目線を世界へ

 この2つを全社員が徹底して実行し、世界のトップ企業ヘと急成長を遂げた。そのサムスンが今抱えている課題が3つ、①優れた頭脳を確保 ②24h体制 ③グローバルスタンダード である。これからますますアジアが一体となっていく中で、我々にも必要な視点であり、課題である。